日々ノコト

11 25

補冬

補冬

 

冬に台湾に行くと、街角で「補冬」と書かれた

ポスターをかなりの頻度で見かけます。

調べてみると、中国には「立冬補冬、補嘴空」という

諺があって、立冬には旬の食材を季節にあった方法で

食べて栄養をつけよう、という意味。

まさに薬膳的考え方ですね。

大根は冬においしくなる野菜ですが、生で食べると

身体を冷やします。

その食性が必要な体調の時もありますが、基本的に

冬は身体を温めたいもの。

加熱して食べることで平性になります。

さらに身体を温めるものとあわせて摂る事で、冷えの

心配からどんどん解放される方へ向かいます。

特に韓国料理には大蒜や唐辛子など、温性や熱性のものをたくさん使うので

少し冷えに傾く平性の大根の登場でバランスも整えられます。

温まりすぎて汗をかきすぎてしまうと毛穴が開きっぱなしになって、

それもまた風邪をひく原因に。

中医学は腹八分目の医学。

ほどほどが良いのです。

11 22

小雪

海老サラダ

 

小雪ならぬ、下大雨(大雨が降っている)。

今日は中国茶教室のお茶会に今から出かけるので、

雨憂鬱。

乾燥の季節の雨はあいがたいとも思いますが、

寒湿を身体に入れてしまわないように気をつけねば

いけません。

シナモンや艾葉のお茶で温まってくださいね。

明日からはしっかりと冬がやってくるようです。

suolaも明日から脾と腎を補う薬膳が始まります。

補腎、黒いものーと私がわいわいいう季節がやって

きます。

1月は冬のど真ん中。

しっかりと補腎をしてくれる食材を使った薬膳を作ります。

海老はその代表格。

同じく温補腎陽のいんげんまめを使ったサラダは

冬の定番にしてもらいたい薬膳度高めレシピです。

11 18

無化調

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「むかちょう」と入力したら予測で↑この漢字が出て

きました。

無加調=無化学調味料。

世の中がそういう方向に向かって欲しい。

昨日の午後のレッスンでそんな話になったのですが、

化学調味料というヤツはそれはそれは旨味たっぷり、

一瞬でおいしい!と思わせるのが得意。

しかし深みもコクもありません。

しかも舌の上に嫌な痕跡を残す。

とは言っても、私も時には適当な外食もしますし、

そういうお店が完全に無化調かどうかまで調べ

たりはしません。

先日知り合いがあるお店に「無化調ですか?」と

聞きに行った話を聞いて、その徹底的さに脱帽。

なので、化学調味料ゼロの身体ではありません。

でも、おうちで作るごはんだけでも極力そういうった調味料を使わないようにしてみると、

ほんとのおいしさや味がわかるようになってきます。

がっつりした旨味だけがおいしさではありません。

やさしいほんのりした穏やかな旨味の奥にコクや深みが感じられるはずです。

suolaのお料理はいつも地味ですが、滋味ゆたかでありたいと思っています。

韓国のスープだからってダシダは必須ではありません。

一度しかカムジャタン食べたことない人が作ったカムジャタンっぽいスープ。

1月のメニューです。

11 16

こけた

こけた

 

今朝、レッスンの前に階段上ろうとしてスカートの裾

踏んでこけまして...

むこうずねを激しくぶつけて、かなーり痛かったの

ですが、玫瑰花のお茶を飲んだら、今はもう痛みは

ありませんし、ノー青たん!

真っ黒になってるのを予想してたので、拍子抜け。

玫瑰花には気血の巡りをよくする薬効があるので、

打身や捻挫に効くと薬膳事典には書かれています。

滞りは禍を呼びますね。

写真は柚子で作る気巡りスイーツ。

お正月明けの重い身体によーく効きます。

11 15

リベンジ

リベンジ

 

ぎんちゃんの訃報にたくさんのやさしいお言葉や

お気持ちを戴きまして本当にありがとうございます。

母も私もとても救われています。

まだふとした時にめそめそ泣いておりますが、

残されたがんものやさしさも手伝ってなんとか

レッスンは楽しく出来ています。

私の心無い言葉で生徒さんを泣かせてしまって、逆に

申し訳なかったり、みんなで泣いたり。

ということで、思い出に浸ってぼんやり過ごしたい

とも言っていられないのが現実。

その現実があるから前を向いて頑張れるのです。

2022年オリンピックイヤーの始まりは今年の1月、

感染者増加を考慮して休講にしたレッスンのリベンジ。

写真の牡蠣のグラタンなど冬にうれしいほかほか補腎メニューが勢ぞろい。

これぞsuolaのそれっぽくないけどかなり効く薬膳。

第六波はみなさんの圧で追い返しましょう!

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