ひやぁ、寒いですね!
一年で一番寒い時なので「大寒」、とはいえ寒いっ!
温熱性や補腎のもの、桂皮、小茴香、八角などの
スパイスをしっかり摂り、身体を温めてくださいね。
ただあまりに温めすぎると乾燥からの不調が出るので
温めて潤わせてくれる蕪や平性だけど補腎で滋陰の
牡蠣はこの時期外せない冬の薬膳食材の筆頭。
昨日までのsuola-aで続けて食べていたら、マスクで荒れていた
鼻のガサガサが治りました。
菜の花もこの季節から春にかけてしっかり摂りたい食材。
野菜の中でも最強のグループアブラナ科に属する春の宝。
アーモンドの養血、菜の花の活血をあわせて、血の状態を整えて肝を元気にしてくれる春のサラダです。
こういう仕事をしているとこの時代SNSのお世話に
なるのは当然というか必然というか当たり前というか。
20年ほど前にあるアーティストを好きになって、
どうしてもライヴのチケットを取りたくてその手段を
知るために...というのが私がインターネットの世界へ
足を踏み入れるきっかけでした。
そこからそのアーティストにもずるずるとはまり、
そこで出会ったお友達との交流や情報交換のために
ネットはほんとなくてはならない神器のようなもので。
その後個人のHPを運営していた時期もありますし、
suolaを始めてからは細々とではありますがずっと
サイトを動かしています。
時には困ったことに巻き込まれたこともありますし、嫌なことや煩わしいこともあるし、
更新が億劫だったり、ネタ切れに悩むことも。
どこで誰が見てくださっているかわからない怖さと引き換えに、
途絶えていた縁がまたつながるなんていううれしいこともSNSならでは。
先週末、20年ぶりの仲良しさんが(仲良しなのに20年ぶり)レッスンに来てくれて
SNSのありがたみを実感しています。
この器の作家、イトウヤエともSNSで再会して以来素敵な器にお世話になっています。
ヤエの器に盛りつけると、肉豆腐なんていう「ケ」のお料理が「ハレ」の雰囲気をまといます。
何食べで登場した時には東京生まれのシロさんレシピで豚肉でしたが、suolaでは牛で作ります。
生まれて初めて作った肉豆腐でしたが、とても気に入ってすっかり我が家の定番です。
昨日は寒の入りから5日目、寒九の日でした。
この日に雨が降ると豊作のしるしだと言われますね。
この辺りは目は降りませんでしたが、風も強くて
お茶のお稽古の帰り、天王寺までの道のりで頭が凍り
そうでした。
今日もしっかりと冷えてるので、みなさまご自愛を。
去年の9月に始まった中国茶老師養成講座もついに
昨日が高級クラスの最終日でした。
いい先生と教室に巡り合えて、とても楽しい時間
でした。
とはいえ、まだまだずっと通うんですけども。
神社や山とかいわゆるパワースポットではなくても、
そこに行くと何故か気持ちがすっとして心地が良い、
っていう場所ってみなさんそれぞれにきっとあると
思います。
中国茶教室もそうなのですが、芦屋のUf-f-さんも
私にとってはパワースポット。
早くコロナが落ち着いて喫茶の営業を再開してほしい。
suolaもいつもそんな存在でありたいと願っています。
日々の諸々からほんの少しでも心が解きほぐされて、すーっと気の巡りがよくなるような場所でいたいと。
今年は気の巡りをよくする薬膳がひとつのテーマ。
特に肝が調子を崩しやすい春はそこをしっかりとやっていきましょう。
肝弱めの私は毎日でも食べたいこのごはん。
セロリ大活躍。
今年はセロリ苦手とか言ってる暇はありません!
suolaレシピで好きになってくださいね。
もうすっかり初老な私ですが、精神的にはまだまだ
全然成長できてなくて今世はこんなもんなんかと
半ば諦めてきました。
母方の祖母が72歳で潔くこの世を去り、祖父が
きれいなままで逝ってよかったというのを聞いて以来
私も72歳で終焉と決めてます。
そんなにうまくはいかないでしょうけど。
食の仕事をしていますし、何なら食養生の最高峰
「薬膳」に携わっていますが、だからと言って
不老不死を手に入れたわけではありません。
食の好みはまだあまり変わりませんが、量は確実に
減っています。
それでも毎食「おいしい!」と思いながらごはんを
食べられていることにほんと、冗談ではなく、この上なく感謝。
これが取り上げられたら生きる術をなくすのでは?と思うほどに、
おいしいと感じることは私にとって大切。
でもその前においしいと感じるにはそこそこ健康な身体が必要です。
食材のもつ力をいただいて、おいしいと感じることの出来る身体を作っていきましょう。
シロさんはめんつゆ使ってましたが、suolaでは使わずに冬菇の炊き込みごはん。
もうすっかり我が家の定番です。
三連休中日の今日、大阪は結構温かくて過ごしやすい
日曜日でしたね。
明後日雨が降ってそのあとまた寒波...らしいので、
しっかり補腎して備えましょう。
今月のsuola-aではフェンネルとシナモンを使っています。
どちらも下半身や末端を温めてくれる効果の強い
腎が喜ぶスパイス。
身体の下や端はどうしても血流が届きにくいので
スパイスの力を借りて身体の中の巡りを良くするのが吉。
乳製品も冷えを呼んでしまう食材の一群。
すっぱり手を切れたらそれに越したことはありませんが
わかっちゃいるけどおいしいもんねー、なかなか切れられないのが人間同士の
腐れ縁みたいなもので。
人間の腐れ縁はすぐにでも切ってしまうべきですが、乳製品との微妙な関係が
絶てない場合はスパイスの入ったお茶と組み合わせてみるのが良策。
バタークリームなんていうおよそ薬膳とは正反対にあるこのお菓子のレッスンの時には
しっかりとその毒を排出するお茶を用意しておきますね。
でもおいしいのだよ。