毎日の食卓にプラスワン薬膳 

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■ 鰯 食味・甘鹹 食性・温 帰経・脾・肝・腎・心

 

今日のレシピはしらすを使いますが、薬膳のお話は鰯について。

(真鰯、片口鰯の薬膳的な薬効はほぼ同じです)

和泉式部は鰯が好きだったそうで、それにまつわるお話が『猿源氏草子』に出てきます。

鰯は安価で卑しい魚なので貴族が食べるのは憚られたようですね。

現代でも以前は大衆魚の代表でしたが、漁獲高が落ち、一時は高級魚になっていました。

鮮度が落ちやすいので魚へんに弱いという漢字を書きますが、その栄養価はとても高く

カルシウムやその吸収をよくするビタミンDを豊富に含みます。

皮膚の粘膜を補うビタミンBも豊富に含まれるので口内炎にも効果があります。

薬膳的には気を補って血の巡りをよくし、肝を養うことで目を見えやすくしてくれます。

精神を安定させてくれる働きももつので春に心が不安定になる方にもおすすめです。

DHA、EPAという血液サラサラ効果をもつ成分が豊富なこととリンクして、

薬膳的にも健脳という薬効を持ちます。

薬膳は「一物全体」を理想とします。

しかし、なかなか魚を頭からしっぽまで食べるのは難しいですが片口鰯の稚魚のしらすやちりめんじゃこなら

それも難なく叶います。

 

●しらすと菜の花のキムチ和え

菜の花は食べやすい長さに切り、塩少々をふって蒸します。

菜の花としらすを小さく切ったキムチ、しょうゆ(味を見て必要であれば少々)とゴマ油で和えます。

 

 2021/02/16

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■ 独活 食味・辛苦 食性・温 帰経・肝・腎・膀胱

 読めますか?「うど」です。

数少ない日本原産の野菜で、そして春の山菜の中では本当に数少ない温性のもの。

そして、根は独活(どっかつ)という生薬。

春は苦みと言いますが、苦い味は解毒の働きをもつため、身体の熱も取り去るものが多いのです。

特に山菜類は寒性のものが多いので。

本来山で採れる山菜は5月頃が旬なので、その頃なら幾分か安心ですが、

栽培されたものを今の時期にいただく時は冷えに対する注意が必要です。

独活は冷える心配はありませんが、解毒の力をもち、血流をよくしてコリや痛みを和らげます。

膀胱に帰経するので、利尿効果もあり、むくみの改善にも効果があります。

春に向かう時期に気になる風邪と湿邪を取り去る働きをもつので、

偏頭痛、頭や足腰の重い痛みやしびれ、冷えからくる痛みなどを和らげてくれます。

中国ではリウマチの治療にも使われています。

疲労回復効果のあるアスパラギン酸を含むので疲れが気になる時にも。

私たちが手軽に使えるのは軟白うどですが、山うどが特に効果が高いので出会った時にはぜひ買い求めましょう。

 

●独活と八朔のサラダ

独活(300g)は皮をむいて食べやすい長さの薄切りにして酢水に放ちます。

八朔(1個)は実を取り出して、2cm角程度に切ります。

米酢(大さじ1)、蜂蜜(5g)、柚子胡椒(2g)、塩(3g)、米油(大さじ2)をしっかり混ぜ合わせてドレッシングを作ります。

水気を取った独活と八朔をドレッシングで和えます。

*独活の皮は捨てずにきんぴらなどにしましょう。 

 

2021/02/07

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 ■ 薩摩芋 食味・鹹 食性・平 帰経・脾・腎

 脾を健康にし、気を補う力が強い芋類。

薩摩芋もその力がとても強いとされ、食べるとおなかが張ったり、つまったような感じが

するという方も多いかもしれません。

そのような感じのある方は気の巡りが悪いかも。

薩摩芋を食べる時には陳皮のお茶を一緒に飲んだり、薩摩芋を使ったお菓子にはアールグレイを

合わせるのがおすすめです。

陳皮はお分かりだと思いますが、アールグレイに使わてれているベルガモットも柑橘類。

香りで気を巡らせる力を持ちます。

他のお芋さんより張る感じが強いのも気を補う力が強いから。

元気が出ない時や、疲れが取れない時におすすめです。

繊維質が豊富なのである種の便秘には合いますが、ストレスから起こる便秘の場合は

気滞を悪化させるので、逆効果です。

薬膳の世界では芋と言えば脾ですが、薩摩芋には腎の働きを強くする薬効もあります。

ビタミンC が豊富なので美肌効果や免疫力アップにも効果的。

特に皮にはポリフェノールが含まれているので皮ごと食べましょう。

呼吸器、消化器、骨関節の粘膜組織を保護、潤滑、消炎作用を持ちます。

血管壁の弾力を保ち、コレステロールの低下に役立つ成分やを含むなど

有効な働きをたくさん兼ね備えています。

  

●薩摩芋と干し葡萄の春巻き

薩摩芋は1cm角に切って、10分ほど蒸し、冷ましておきます。

春巻きの皮は半分に切ります。

真ん中に薩摩芋、干し葡萄、胡麻、黒砂糖(小さじ1程度)をのせてまわりに小麦粉の糊をつけて

半分に折りたたみます。

表面に胡麻油を塗り、180度のオーヴンで15分ほど焼きます。

 

 

2021/02/06

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■ 鱈 食味・鹹 食性・平 帰経・肝・腎・脾

 気と血を補い、血の巡りをすることで、疲れや息切れを解消し、

動悸や眩暈などの症状を和らげます。

高たんぱくで低カロリーなので消化が良く、ダイエット中や体調の悪い時にもおすすめ。

ビタミンB12やDが豊富に含まれているので、免疫力アップも期待できます。

肝機能をアップさせてくれるので、干し鱈をおつまみにするのは正解です。

  

●干し鱈のコチュジャン和え

干し鱈は食べやすい大きさに裂きます。

コチュジャン、水あめか蜂蜜、すり胡麻、胡麻油、白葱(みじん切り)を混ぜ合わせ、干し鱈を和えます。

(コチジャン2:水あめ2:すり胡麻2:胡麻油1:白葱4)

 

2021/02/05

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■ 牡蠣  食味・甘鹹 食性・平 帰経・肝・腎

腎が喜ぶ食材「海の代表」は牡蠣。

潤いを補い、ほてりやのぼせをしずめ、血を補い精神を安定させ、血虚から起こる不眠やイライラ、

鬱々とした気持ちを取り去り、虚弱を補い、心も体も強く健やかにしてくれる海の宝です。

「海のミルク」とよばれるほど豊富な栄養素を持ちます。

特にミネラル分が豊富で、現代人に不足しがちな亜鉛もしっかりと含まれています。

肝機能を高めるグリコーゲン、疲労回復効果のあるタウリン、鉄分も豊富なので、

食べない手はありません。

ただし、調子が悪い時に大量に食べると中毒を起こしやすいので注意が必要です。

  

●牡蠣とマッシュルームのオイル蒸し

牡蠣は大根おろしか片栗粉をまぶしてやさしくもむようにして洗い、流水で洗い流してから、しっかり水気をとります。

マッシュルームは4等分に切ります。

フライパンにオリーブオイルを熱し、マッシュルームに軽く焼き色をつけて取り出します。

同じフライパンにオイルを足し、牡蠣を焼きます。

焼き色がつけば、マッシュルームを戻して蓋をし、牡蠣に火が通れば出来上がり。

塩胡椒で調味して皿に盛り、エキストラバージオイルをふりかけ、パセリを散らします。

 

2021/02/04

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 ■ 黒豆  食味・甘 食性・平 帰経・脾・肝・腎

 生命力の源の腎の色は黒。

黒豆にも腎の働きを補う力がもちろん備わっています。

働きだけではなく、炒めて食べることで温性になり補陰養血の働きがプラスされ、

活血効果もあるので腎にとっては万能なお豆さん。

脾の調子を良くして胃腸の働きを高め、むくみ解消、解毒にも効果があります。

風邪(ふうじゃ)を取り除き、利水効果も強いので、湿を除き、眩暈を鎮める効果も期待できます。

黒い色の素はアントシアニン。

疲れ目や腎の衰えによる視力低下を改善する効果があります。

脾に帰経しますが、食べすぎると胃腸の負担になり消化不良を起こすので気をつけましょう。

「本草綱目」には、「煮汁飲、殺鬼毒」と書かれています。

鬼毒...鬼滅?
興味がある方は調べてみましょう。

 

●煎り黒豆と生姜のごはん

生姜はみじん切りにします。

米、煎り黒豆、生姜、薄口しょうゆ、みりん、米と同量の水でごはんを炊きます。

 

2021/02/03

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■ 春菊  食味・辛甘 食性・平 帰経・肝・肺

 肝の調子を良くする働きをもつキク科の春菊は春に向かうこの季節にぜひとも食べたい野菜。

個性的な香りで気の巡りを良くするためその薬効を摂りたい時には生で。

アクが少ないので、生で食べてもOKですし、加熱する時にも短時間で。

脾を温め胃の状態を養うので、胃腸の調子を整え、もたれたりおなかが張って痛む時におすすめです。

気の高ぶりを鎮め、気持ちの安定、のぼせや頭重、高血圧の症状改善にも効果が期待できます。

薬効が豊富な春菊は古くから「食べる風邪薬」と呼ばれていました。

 

●春菊のナムル

春菊は葉の部分はちぎって氷水にしばらく浸け、水気を切っておきます。

茎は食べやすい長さに切ってサッと炒め、冷ましておきます。

薄口しょうゆ、黒すり胡麻、大蒜(少々)胡麻油で春菊を和えます。

*気の高ぶりが強い時は大蒜は入れないほうがいいです。

 

 2021/02/02

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■ 米(うるち米)  食味・甘 食性・平 帰経・脾・胃

 私たちが生きていくうえで欠かせない「気血水」の三要素の中でも特に重要なのは気。

元気の素、やる気の素、前向きに、溌溂と生きていくうえで欠かせないのは気です。

その気を作り出すのが五臓の脾。

脾を健やかに保ち、気を補ってくれるのは他でもないいつも食べてるお米。

毎日しっかり噛んでごはんを食べていれば脾は強くなり、気は補われます。

もやもやした気分を取り去って気持ちを安定させてくれる効果もあります。

ごはんを食べるとホッとするような気がするのはまんざら気がするだけではないかもしれません。

ビタミンB1が豊富に含まれるので疲労回復に効果があるほか、

不足すると免疫力の低下につながる亜鉛も豊富に含まれているのでお米の重要性を見直してください。

 

●トック

トックは水につけておきます。

鍋に胡麻油を熱し、牛肉を炒めます。色が変われば、水、昆布を加えて中火にします。

沸騰すれば、アクと昆布を取りしばらく煮ます。(昆布は小さく切って鍋に戻します)

牛肉のうまみが出ていればトックを加え、浮き上がってくれば薄口しょうゆ、酒、塩、胡椒、おろし大蒜で調味し、

溶き卵を流し入れ、卵が浮き上がってくれば出来上がり。

器によそい青葱をあしらいます。

 

*トックは4人分で300g位。対して水1リットル程度。お肉は牛肉にすると韓国の味ですが、好みで他の旨味でもおいしくできます。

*トックは韓国のうるち米で作られたお餅のこと。韓国食材店や、スーパーなどでも手に入ります。

 今回は薄切りにしたものを使っています。

 

2021/02/01

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■ 蜜柑  食味・甘酸 食性・涼 帰経・肺・胃

日本の冬を代表する果物、蜜柑。

子供の頃は手が黄色くなるほど食べすぎていました。

多くの日本人は風邪予防になるから...といいうことで旬の季節になると蜜柑をじゃんじゃん食べていると思います。

それは決して悪いことではないのですが、知っておくべきは蜜柑の食性。

果汁は涼性なので、冷えます。

それを知っていれば、食べるシチュエーション、体調を考えながら上手に取り入れることが出来ますね。

涼性らしく、身体にこもった余分な熱を冷まし、津液を生み出す働きを高め、肺に潤いを与え、

胃の働きをよくします。

こたつで蜜柑がおいしい訳はここにありますね。

乾燥して潤い不足になり、熱がこもった身体にはぴったり。

皮には気の巡りをよくする効果があり、温性です。

無農薬のものが手に入ったらからからに干して、お茶に入れたり、お風呂に入れると血流をよくすることも。

白い筋や袋には毛細血管を強くする成分が含まれているので取らずに食べましょう。

  

●蜜柑の陳皮ゼリー

板ゼラチン(8g)は氷水で柔らかく戻します。

蜜柑は皮をむいて実を取り出し、1㎝角程度に切ります。

サーバーなどに陳皮(3g)を入れて熱湯(500ml)を注ぎ、5分間蒸らしてボウルに濾し入れ、

戻した板ゼラチンの水気をしぼって加え溶かします。

砂糖(35g)を加えて溶かします。

ボウルの底を氷水にあてて冷まし、とろりとするくらいに固まってくれば蜜柑を加え、器に入れて冷やし固めます。

*色が気にならなければ黒糖を使うと温め効果が上がります。甜菜糖やココナッツシュガーなどでも同様に作れます。

 写真では精製度の低いオーガニックグラニュー糖を使っています。

 

2021/01/31

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■ 白菜  食味・甘 食性・平 帰経・胃・大腸・膀胱

 中国では「養生三宝」のひとつとして古くから冬の養生に欠かせない食材とされてきた白菜。

胃腸の調子を良くし、便秘を改善する効果が期待できます。

また利水効果もあるため、むくみ解消、そこに解酒毒の作用が加わるので二日酔いにも効果的。

水分が非常に豊富な野菜なので、潤い効果が抜群で乾燥の季節にはうれしい野菜ですが、

平性とはいえ、身体に水分が増えるのでおなかに冷えがある時には注意しましょう。

身体にこもった熱を冷ます働きがあるので胸のあたりのもやもやした嫌な感じを取り除いてくれます。

豊富に含まれるビタミンCを摂りたい時は生で。

アブラナ科の野菜なので、抗酸化作用、免疫力アップ。抗がん作用も期待できます。

  

●白菜といよかんのコールスロー

白菜に塩をふって10分ほどおき、軽くしぼります。

いよかん(他の柑橘でもOK)は皮、薄皮をむいて実を取り出し半分に切ります。

マヨネーズ(できれば手作り)、黒胡麻、レモン汁、塩、胡椒で和え、いよかんを加えてざっくりと混ぜます。

 

2021/01/29

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■ 牛肉  食味・甘 食性・平 帰経・脾・胃

元気がない時には焼肉!という方も多いかもしれません。

私もその一人。

それは間違いではなく身体を強くする栄養成分が豊富に含まれます。

薬膳的にはおなかの働きを高めて、気血を補い身体を強くする

滋養強壮効果が備わっています。

筋肉や骨をつよくして、足腰を丈夫にする効果も。

牛肉に含まれる鉄分は消化吸収しやすいので、貧血改善の効果も期待されます。

また亜鉛が豊富に含まれるので抵抗力を高める働きも持ちます。

除湿の薬効をもつので、大蒜を一緒に大量に摂ると身体が乾きすぎることもあるので

注意しましょう。

 

●牛肉と菜の花のサッと炒め

牛肉(焼肉用など少し厚めがおすすめ)は食べすい長さの拍子木切りにし、軽く塩胡椒します。

菜の花は3-4㎝長さに切ります。

フライパンに薄く油をしき菜の花を入れて強火で焼き色を付けるように炒め、香ばしい香りがしてくれば

塩をふって蓋をし、火を通し、いったん取り出します。

*2分ほど

同じフライパンに油を加えて牛肉を炒め、色が変わる程度になれば、オイスターソース、しょうゆ、みりんで味付けをし、

菜の花を戻し入れて炒めわせます。

*牛肉、菜の花ともに加熱しすぎに注意です。

 

2021/01/27

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 ■ 枸杞子  食味・甘 食性・平 帰経・肝・腎・肺

 

薬膳といえば...

枸杞の実の入ってる料理のこと?と思う方も多いほど薬膳食材の代表的存在。

中国では古くから滋養強壮、不老長寿の妙薬として親しまれてきた赤い宝石、枸杞子。

アンチエイジングを語る上で欠かせない肝と腎の働きを補い、

腰や膝、下半身を強化し、かすみ目やドライアイ、視力減退など目のトラブルを和らげ、

めまいや頭のふらつきを改善します。

肺に潤いを与え、咳止めや喘息にも効果があると言われます。

LBPという枸杞子の多糖成分の一つに抗酸化作用、免疫力アップの効果があると言われます。

LBPは酸化に弱いので密封してできるだけ光に当てずに保存し、早めに使いましょう。

ベタインを含むため、妊娠中や授乳中は避けた方がいいという意見もあります。

 

●杞菊補肝腎茶

枸杞の実と水を薬缶や土瓶などに入れ弱火で20分ほど煎じて火を止め、菊花を加えて5分蒸らします。

好みで蜂蜜、氷砂糖を加えて戴きます。

枸杞子はそのままでも食べられますが、煎じるのがよりおすすめです。

乾燥した実は固いのでしっかり噛まないと消化されずにお通じに出てしまうこともあります。

煎じた後の柔らかくなった実も戴きましょう。

そのまま食べる時はしっかり噛んで。

  

2021/01/26

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 ■ 大根  食味・甘 食性・涼(生)・平(熟) 帰経・肺・胃

 「大根役者」という言葉は、大根はどのように食べてもめったなことでは中らない(あたらない)ところから

下手なので役者として当たらないというのにかけてあるとか。

中るどころか、大根には消化酵素が豊富に含まれ、胃の調子を整える効果があります。

酵素は加熱すると死んでしまうので、消化酵素を摂りたい時は生で。

ただ、冬を代表する根菜ですが、生で食べると涼性のためおなかが冷えている時や

お腹が弱い方、下痢気味の時には控えましょう。

加熱すると平になり、気を降ろすので、お腹が張る時やつかえたり、もたれたり吐き気など

胃の気の逆流を正しく整えてくれます。

ただし気を下げる働きが強いので補気の生薬と一緒に摂る事は禁忌です。

また肺の熱をとり、潤わせる効果もあるので、喉が痛い時や、咳を鎮める効果もあります。

その場合も生でいただきましょう。

 

●大根と葱の韓国風スープ

大根は5mm厚さのいちょう切りにします。

白葱は斜め薄切りにします。

煮込み用の牛肉は細切りにします。

鍋にゴマ油を熱し、肉を炒め、色が変われば水と大根、、生姜(細切り)、昆布を入れ、沸騰すればアクをとり、

昆布も取り出して、大根が軟らかくなるまで煮ます。

昆布は食べやすい大きさに切っておきます。

白葱、昆布、薄口しょうゆ、塩、胡椒、おろしにんにくを加えて味がなじむまで煮ます。

器によそい、青葱をあしらいます。

 *大根400g、牛肉70g、昆布5gで水1リットル程度。

 

2021/01/25

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■ 林檎  食味・酸甘 食性・平 帰経・脾・肺・腎

「一日林檎一個で医者いらず」

「林檎が赤くなると医者が青くなる」

と言われるように、お医者様と林檎の相性は悪いようですが、

歴史は古く、4000年ほど前に人類が初めて食べた果物だと言われます。

このような諺があるように、私たちの身体にはいい働きをもたらしてくれる林檎。

ある書物には五臓六腑のすべてにいい影響を与えると書かれています。

特に脾胃の働きを高め、お通じを整えてくれる働きをもちます。

水溶性食物繊維のペクチンを豊富に含むのは皮の部分なので、ぜひ皮ごといただきましょう。

酸味と甘味で津液を生じさせて肺を潤わせてくれるので、

乾燥から不調が起こりやすい冬には欠かさず摂りたい果物です。

糖尿病の方、透析を行っている方は禁忌。

 

●林檎と蕪の和サラダ

林檎と蕪はどちらも皮つきのまま、食べやすい大きさのくし切りにし、3-4mm厚さに切ります。(小口方向に)

*林檎と蕪は同量

ボウルに入れて塩をふり全体にまぶして30分おきます。

三つ葉は4-5cm長さに切ります。

林檎と蕪から水分が出てくれば三つ葉を加えて混ぜ合わせます。

しょうゆ、柚子果汁、米酢、すり胡麻、米油でドレッシングを作り、和えます。

  

*林檎と蕪の味をストレートに味わいたいのでドレッシングは薄味で!

 

2021/01/24

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■ 海老  食味・甘鹹 食性・温 帰経・肝・腎・胃

 冬の薬膳を語る上で、絶対に外せない海の代表が海老。

おせち料理に海老が使われるのは「腰が曲がるまで長生きできるように」

という謂れからだと言いますが、薬膳ではいつまでも足腰が丈夫でいられるように海老を!

膝や腰が達者でしゃきしゃきと過ごすためには腎の働きを補う食材が必須。

海老ものそのひとつでその働きはかなり強力です。

スタミナをつけ生命力を高める滋養強壮効果も高く、

冷えからくる膝や腰の不調、食欲不振を改善します。

海老の赤い色はアスタキサンチンという抗酸化成分。

コレステロールが血管壁につくのを防ぎ、視力低下にも効果があると言われます。

殻にも色々な栄養素が含まれるので、干しエビを使うなど上手に活用しましょう。

温める力が強いので、身体に熱がこもっている時は控えましょう。

 

 

海老ワンタンスープ

海老は殻つきのまま洗います。

皮をむいて、背ワタを取り除いてから片栗粉でもみ、流水で洗います。

水気をふき取り、包丁でたたいて粗いペースト状にします。

白葱、生姜はみじん切りにして海老と合わせ、塩、胡椒で調味し、ワンタンの皮で包みます。

鍋に海老の殻を入れて乾煎りします、殻の色が赤く色づけば水を加えて煮出します。

*ワンタンに使う量の海老の殻だけでは旨味が足りないので、鶏のだしなどで旨味を補います。

スープにしょうゆ、酒で味をつけ、ワンタンを加え浮き上がってから2-3分茹でれば出来上がり。

器にスープ共によそい、白葱の青い部分の千切りをあしらいます。

 

 

2021/01/23

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■ 肉桂≒シナモン  食味・辛甘 食性・熱 帰経・肺・心・脾・肝・膀胱

シナモンはミイラの保存に使われたと言われる世界最古のスパイスのひとつ。

シナモン、肉桂、桂皮は厳密に言うと完全に同じものではなく、

産地や使用する部分の違いで香りや味、薬効に差があります。

ここでは普段私たちが手にしやすいシナモンについてお話します。

身体を温める力が強いのはもちろん、特に腎を温めてその働きを助けてくれるので、

冬の寒さが敵!という方にはぜひとも使ってもらいたいスパイス。

温めるだけではなく、経絡を温め気血の流れを良くしてくれるので、

身体の端々にまで温かい気が届けられ、五臓の働きも活発になります。

血流がよくなることで心にもいい影響を与え、うつ症状の改善にも効果があると言われます。

シナモンに含まれる桂皮アルデヒドという成分が末梢神経を広げ血流を良くするので

なかなか温まらない手足の先まで温めてくれます。

肉桂やシナモンスティックを煎じると効き目が強くなりますが、質の良いシナモンパウダーや

スティックを細かく割ってお湯を加えるだけでも、台所仕事で足元が冷える時などに

簡単で即効性のある薬膳茶になります。

ただし、温める力が強力なので、潤い不足でのぼせやほてりがある方、

身体に熱がこもっている方は控えましょう。

妊娠中の方は禁忌です。

 

 *桂枝(若い枝の部分を使用)は食性、帰経、薬効が異なるので別のものと思ってください。

 

2021/01/22

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 ■ 葱  食味・辛 食性・温 帰経・肺・胃

 白葱をさかさまに書く「葱白」は中薬(生薬)。

お薬としても使われる薬効の高い食材。

関西では青葱がポピュラーなので我が家でも青葱を使うことが多かったのですが、

薬膳と出会ってからは俄然白葱の出番が多くなりました。

というのも白葱の白い部分が特に薬効が高いとされるから。

身体を温め、発汗を促し気血の巡りを良くして邪気を追い出す働きがとても強く

解毒効果もあるので、ぞくっとする風邪の引き初めにもってこいの食材。

陽の気を巡らせ寒気を散らし冷えを改善してくれます。

お腹を温め胃腸の調子を良くする効果ももちます。

また辛味の成分硫化アリルは免疫力アップにもつながりますが、

揮発性なので調理時間は短めに。

蜂蜜、棗と一緒に使うことは避けましょう。

 

 

油淋鶏風鶏のから揚げ

鶏肉は食べやすい大きさに切り、塩、胡椒、片栗粉で下ごしらえをして揚げます。

白葱、生姜、大蒜はみじん切りにします。

しょうゆ、酢、砂糖、胡麻油、すり胡麻を合わせてソースを作ります。

皿に鶏のからあげを盛り、ソースをかけます。

青葱を散らします。

*ソースはたっぷりかけましょう!

 

2021/01/21

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■ マッシュルーム  食味・甘 食性・平(温) 帰経・肺・胃・大腸

中医学的に生命力を司る腎の働きを補うマッシュルーム。

栄養的にも元気がみなぎり、疲労回復、集中力を高める、エネルギー補給に

欠かせないビタミンB類を豊富に含みます。

繊維質を豊富に含むためお通じを良くする効果や抗がん作用、抗酸化作用も期待できます。

また経絡を温めぞくぞくする寒さを散らす働きや、膝や腰を温める効果も持つので

 寒い時期にはすすんで摂りたいきのこのひとつです。

 

●マッシュルームとじゃがいものガーリックソテー

じゃがいもは蒸して皮をむき一口大に切ります。

マッシュルームは放射状に四等分に切ります。

大蒜は芽を取り除き、薄切りにします。

フライパンに好みのオイルと大蒜を入れ、香りがたてばじゃがいもを加えて焼くように炒めます。

全体に焼き色がつけばいったん取り出し、オイルを足してマッシュルームを入れて炒めます。

火が通れば、じゃがいもと大蒜を戻して炒め合わせ、塩、胡椒で調味します。

 

2021/01/19

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 ■ 黒胡麻  食味・甘 食性・平 帰経・肝・腎・大腸

中国では「食べる丸薬」と言われるほどの薬効の高い優れた食材。

中医学では老化防止に大きく関わるとされる肝と腎の働きを高める黒胡麻。

特に腎にいい影響を与える黒い食材の中でも群を抜いて働き者。

血を補って精をつけることから中国では「長生不老食」と呼ばれ、

 『飲膳正要』には一切の持病を取り除くと書かれています。

黒い色素成分はポリフェノールで強い抗酸化力を持ち、アンチエイジング食材として

大きな期待がかかります。

血を補って白髪や脱毛、肌の乾燥など加齢による髪やお肌の悩みにも効果があるとされます。

潤い効果が抜群なので、下痢傾向の方は控えめに。

 

●黒胡麻大豆汁粉

鍋に黒練り胡麻、きな粉、生姜(粉末かおろしたもの)を入れて混ぜ合わせ、豆乳を少しずつ加えて、混ぜ合ます。

鍋を火にかけ、沸騰直前まで温めます。

好みで黒糖で甘みをつけます。

*豆乳100mlに対して、練り胡麻ときな粉は大さじ1/2程度が目安です。

*生姜の代わりにシナモンもおすすめです。

*沸騰させると豆乳がもろもろになって食感が悪くなるので、気を付けてください。

 

2021/01/18

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 ■ 黒米  食味・甘 食性・温 帰経・脾・腎

黒い食材は腎が喜ぶ食材の代表。

そして、冬の薬膳には欠かせないもの。

毎日のごはんに加えて炊くだけで簡単に冬の薬膳が作れる黒米は

アントシアニンやビタミンEなどを豊富に含む抗酸化力抜群の食材。

お腹を強くして気を補い、血流を良くして目を見えやすくしてくれます。

温性で肺に潤いを与える効果もあるので、乾いて寒い今年の冬にはもってこいの食材です。

 

●黒木耳の黒米ごはん

黒米は360mlの水に浸けておきます。

黒木耳(5g)は戻して、1cm角に切ります。

しめじは1㎝長さに切ります。

粳米(2合)、黒米(戻し汁ごと)、黒木耳、しめじ、ちりめんじゃこ(10g)、しょうゆ(30ml)酒(15ml)でごはんを炊きます。

 

*ちりめんじゃこの代わりに干しアミエビでもおいしいです。

 

2021/01/17

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■ 帆立貝  食味・甘鹹 食性・平 帰経・肝・脾・胃・腎

帰経する臓の多い帆立貝は、それぞれの臓の働きを高め、特に脾胃の働きを

良くして消化不良や倦怠感を解消し、

肝腎に帰経し、腎に必要な潤いを補ってその働きを補い、肝を養うことで、

老化防止、滋養強壮効果が期待できます。

栄養成分的にも疲労回復効果のあるタウリンをとても豊富に含むため、

疲れが取れない時やコレステロールが気になる方にもおすすめです。

その他にも帆立貝に含まれる糖たんぱく質には生体自身の免疫力を高める効果があるとのこと。

腎に帰経しますが、腎機能が落ちている時には負担になるので控えましょう。

 

●帆立貝と人参の辛味和え

帆立貝は二枚におろし、塩を加えた湯でサッと茹でます。

人参は千六本に切り、帆立のゆで汁でこちらもサッと茹でます。

カシューナッツなど好みのナッツをローストしてごく粗く刻みます。

香菜(芹、三つ葉など)は2-3㎝長さに切ります。

ゴマ油、辣油(好みの量)、塩、あれば花山椒粉、五香粉(いずれも少々)を混ぜ合わせ、

帆立貝と人参、ナッツ、香菜を和えます。

*辣油の代わりに赤唐辛子粉でも。何もなければ胡椒でもOK。

 帆立の潤い効果を摂りたい時は、香辛料は控えめに。

 

2021/01/16

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■ 陳皮  食味・辛苦 食性・温 帰経・脾・肺

陳皮の「陳」は古いという意味。

「六陳」という古い方が良いとされる中薬の一つです。

陳皮はみかんの皮であることに変わりないのですが、似て非なるもの。

本当の陳皮は薬用に育てられた種なので、私たちが普段食べている

温州ミカンの皮だと薬効が劣ります。

劣りますがゼロではないので、自家製陳皮にも効果はありますし、

その他の柑橘の皮にも気を巡らせる薬効は備わっています。

しかし、私もですが、気の巡りがすこぶる悪い方には

薬用の陳皮がおすすめです。

使い方は簡単。

いつも飲んでいるお茶に少し足したり、

お肉の煮物やスープを作る時に香辛料のように使ったり。

香りで気を巡らせる働きを持つのでいずれも加熱時間は短めに。

気の巡りをよくしてリラックスさせてくれます。

身体を温めて、おなかの働きを高めて消化を促してくれます。

少々悪い食生活でおなかにたまった湿を温めて乾燥させてくれる効果もあるので、

お正月の胃腸の疲れを引きずったままリモートワークに突入した方に

とてもおすすめしたい薬膳食材です。

中国では最近は嫁入り道具のひとつとしてたくさんの陳皮を持っていくのだそうです。

*画像は「小青柑普洱」というもので、陳皮の中に宫廷普洱茶を詰め、そのまま一緒に乾燥させたもの。

 インターネットで買えますが、良し悪しの見極めが難しいようです。

 

2021/01/15

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 ■ 蕪  食味・甘苦辛 食性・温 帰経・脾・肺

春の七草に数えられる「鈴菜(すずな)」は蕪の葉のこと。

お正月のごちそうで疲れたおなかを調える七草粥に使われる野菜らしく、

五臓の働きを高め、特に胃の調子を良くして、気の流れを正常に調えます。

身体にこもった要らない熱を冷まし、高ぶった気を鎮める効果があるので

のぼせやほてり、イライラや頭痛にも良いとされます。

胃もたれを防ぐ消化酵素ジアスターゼを摂りたい時はは生でいただきましょう。

 

●蕪と白木耳のサッと煮

白木耳は洗って水で柔らかく戻します。

蕪は小さめの乱切りにします。

鍋に白木耳、蕪を入れてだしをひたひた程度に注ぎ、中火にかけます。

沸騰すればアクをとり、しょうゆ、みりん、酒で調味し、蕪が柔らかくなるまで煮ます。

(大きさにもよりますが、10分弱)

水溶き片栗粉でゆるくとろみをつけ、ざく切りにした葉を加えてサッと火を通します。

*画像は菜の花の葉を使用しています。三つ葉や芹もよく合います。

 

2021/01/14

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■ 里芋  食味・甘辛 食性・平 帰経・脾・胃

気を補う力が強く、特に胃腸の気を補って身体を強くし、

お疲れを解消してくれます。

ぬめりの成分は胃や腸の粘膜の保護になるほか、

肝機能を高め、高血圧や動脈硬化の予防にもなると言われます。

下茹ですることでその成分、ムチンやガラクタンは減ってしまうので、

出来るだけ下茹でせずお料理をする方が薬効をしっかりと摂るためにはおすすめです。

食物繊維が豊富なので腸のお掃除になり、解毒効果もあるのですが、

お腹が張りやすいのと湿を溜めやすいので注意も必要です。

 

●里芋と長葱のごはん

里芋(150g)は洗って皮をむいて小さめの乱切りにし、塩をふって軽くもみ、洗います。

長葱(1本)は1cm長さのぶつ切りにします。

米(2合)、かつおと昆布のだし(300ml)、しょうゆ(30ml)、みりん(15ml)、酒(15ml)と

里芋、長葱でごはんを炊きます。

炊きあがれば茶碗によそい、黒すり胡麻をふります。

*上記は土鍋で炊く場合のレシピです。炊飯器を使う場合は水加減を調整してください。

 

2021/01/13

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■ 菜の花  食味・辛 食性・温 帰経・肺・肝・脾

 免疫力、免疫力と盛んに言われるようになって早くも一年が経とうとしています。

コロナ禍ではなくとも強い身体を食事で作ることは大切。

その中で意識してしっかり摂りたいグループがアブラナ科。

その代表選手が菜の花です。

お正月から春先までしか食べることが出来ないので今まさにせっせと食べましょう。

βカロテンやビタミン、その他の栄養素をバランスよく含み、

その抗酸化作用の高さからがん予防、風邪予防にも効果的だと言われます。

特に蕾の部分に栄養成分が豊富だとされます。

葉酸も豊富に含むため、貧血気味の方にもおすすめです。

薬膳的にも解毒効果を持ち、気血の流れを良くしてくれるので、吹き出物など

お肌の不調にも効果があると言われています。

温性で身体を温めてくれるので寒い時期にうれしい緑の野菜です。

 

 

●菜の花の柚子ナムル

菜の花は蒸すか、茹でて食べやすい大きさに切り、しっかりと水気をとります。

柚子果汁、塩、黒すり胡麻、ゴマ油で薬念(合わせ調味料)を作り、菜の花を和えます。

柚子の皮もあれば、削って散らします。

*使う前に菜の花を水揚げしてあげると、みずみずしさが増します。

 

2021/01/12

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■ 大蒜  食味・辛 食性・温(熟)・熱(生) 帰経・脾・胃・肺・大腸

身体をしっかりと温め五臓の働きを高めてくれます。

特におなかを温め、胃の働きを高めて消化を促しますが、刺激が強いので

胃の調子が悪い時やおなかが弱い人は注意が必要です。

芽には特に刺激成分が多いので、取り除いて使いましょう。

においが気になるところですが、その匂いの成分アリシンには強力な解毒殺菌効果や

血液サラサラ効果があり、疲労回復、脳の活性化や生活習慣病の予防など

色んな薬効があるので、特に寒い時期には上手に使っていきたい食材です。

熟は温性、生は熱性で生の方が身体を温める力は強いのですが、

刺激も強くなるので前出のような方は控えましょう。

蜂蜜一緒に摂る事、補剤を服用中は禁忌です。

 

●胡桃のジェノベーゼ

胡桃(20g)はローストします。

バジル(25g)は葉の部分のみをちぎります。

大蒜(1片)は芽を取り除きます。

フードプロセッサーに胡桃、大蒜を入れてみじん切りにしてから、バジルを加えて攪拌します。

ある程度細かくなれば、オリーヴオイル(100ml)とアンチョビペースト(8g)、黒コショウを加えて更に攪拌します。

 

2021/01/11

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  ■ 羊肉  食味・甘 食性・大熱(温) 帰経・脾・腎

温め効果が強力なため、中国では「冬の三か月に食すべし」と言われる羊肉。

独特のクセがあるため、苦手な方も多い食材ですね。

寒さが厳しいこの冬はぜひ羊と仲良しになってもらいたい。

羊肉は特に下半身をしっかりと温め、足腰の痛みを和らげ、冷え性を改善し、

お腹の働きをよくして消化を促してくれます。

気血を補う力も強く、虚弱体質を改善して、心にも安定をもたらします。

脂肪を燃焼させてエネルギーに変えるカルニチンを豊富に含むのでダイエット効果も期待できるかも?!

香菜との相性が良く、一緒に摂ると羊肉の消化吸収がよくなると言われます。

南瓜と一緒に食べると黄疸、脚気を誘発すると言われます。

 

 

●ラムチョップのスパイシーグリル

ラムチョップを塩、胡椒、カレー粉、あればクミンパウダーでマリネします。

魚焼きグリルかオーヴンで焼きます。

*羊肉は特に脂がクセが強いと言われるので、脂を落とす調理法にすると食べやすくなります。 

 

2021/01/10

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■ 蓮根(熟)  食味・甘 食性・温 帰経・心・脾・肺

蓮根は生と熟(加熱したもの)では薬効が違います。

今回は熟のお話を。

脾の働きを高め、胃の調子を良くして下痢止めの効果が期待できる、お腹によい蓮根。

血を養う働きを持つので、貧血にも効果的。

蓮根ののど飴があるように、粘膜を保護するムチンを豊富に含むので、

喉の痛みや咳止めのお薬になると言われます。

豊富なビタミンCをでんぷんが熱から守ってくれるので、加熱してもビタミンCが減りにくく、

免疫力を高める食材としてもこの時期しっかり摂りたい食材です。

 

●蓮根の蜂蜜金柑なます

蜂蜜を甘みに使った甘酢を作ります。

蓮根は2-3厚さの薄切りに、沸騰湯でサッと茹で、ザルに上げて塩(少々)を振り、しっかり水気を切ります。

金柑は種をとって、薄い輪切りにします。

保存容器に蓮根、金柑を入れて甘酢を加え、1日以上漬けます。

 

2021/01/09

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■桂花/金木犀■  食味・辛甘 食性・温 帰経・心脾肝腎

 

町中に芳しい香りで秋が来たことを知らせてくれる金木犀。

その可憐な黄色いお花は乾かされ、冬には無くてはならない薬膳食材になります。

おなかを温め、ぞくぞくした寒気を散らし、肌に潤いも与えます。

気の巡りを良くして、血流もよくし、冷えからくる痛みを和らげます。

痰を出やすくして、咳を止めます。

口臭予防にも効果があります。

 

●桂花茶

ティポットやマグカップに桂花を入れて熱湯を注ぎ、5分ほど蒸らして戴きます。

 

*特有の甘い香りとほのかな甘みで、特に甘味料を加えなくてもおいしく飲めますが、

 温め効果をアップさせた時には黒糖を、潤いが欲しい時には蜂蜜を加えましょう。

    

2021/01/08

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■ 梨  食味・甘・微酸 食性・涼 帰経・肺胃

 

夏の終わりから果物屋さんに姿を見せる梨にはその時期の薬膳としてこれ以上のものは無いというほど

ぴったりの薬効を持ちます。

特に暑かったこの夏。

余分な熱が身体にこもっていることで不調を招く乾いた秋に向けて、その熱を冷ます働きを持ち、

たくさん汗をかくことで失った潤いをしっかりと補給してくれます。

乾燥してくると身体は楽に感じますが、潤いを好む肺には辛い季節。

梨は肺の熱を冷まし、潤いを与えてくれるので、この時期毎日でも食べたいものですが、

冷やす力が強いので、おなかに冷えがある方は加熱して摂りましょう。

二日酔いの予防や疲労回復の栄養成分も豊富に含まれるので、夏バテの症状が出ている時にもおすすめです。

 

●梨と大根のサラダ

梨、大根は食べやすい長さの棒切りにします。

すり胡麻、しょうゆ、米酢、米油でドレッシングを作り、梨と大根を和えます

 

2020/09/15

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■西瓜■  食味・甘 食性・寒 帰経・心胃膀胱

 

「天生の白虎湯」と言われる西瓜。

子供の頃は夏に祖母の家に行くと、玄関先でまず西瓜を食べさせてもらっていました。

昔の西瓜は白いところまでおいしかった。

食が細かった子供時代、特に夏は果物だけで生きていたような記憶が...

白虎湯をいう方剤は、のどの渇き、ほてり、湿疹、 皮膚のかゆみなどに効くというもので

要するに身体にこもった熱をしっかりと冷ますお薬。

西瓜にはそれに匹敵する薬効があるということ。

口内炎や夏風邪で発熱したあとの水分補給にもいいとされます。

薬膳的色の分類では夏は赤。

赤の代表的な食材らしく、暑気あたりや暑さでのぼせた時にも効果的です。

利水効果も抜群なので、蒸し暑くて熱や湿気が身体にこもっている時には

ウリ科の中でも特によくお仕事をしてくれるのですが、

食べすぎるとおなかが冷え、秋口に腰痛が出ると言われるので、

食べすぎには要注意。

 

2020/07/30

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 ■葡萄■  食味・甘酸 食性・平 帰経・脾肺腎

 

気血を補い、利水の働きをもつ、万能な果物、葡萄。

葡萄をよく食べた夏は元気に過ごせたという実感があります。

それほど夏に必要な薬効をあれこれと兼ね備えているのです。

汗をかくことで私たちは気を消耗し、必要な潤いも奪われます。

葡萄は元気をつけて、きれいな水を身体に満たしてのどの渇きを癒してくれます。

また水はけをよくする働きでむくみの解消にも。

皮に多く含まれるタンニンには抗酸化作用、抗菌作用が含まれます。

種から作られるオイルはコレステロールを下げる作用があると言われています。

海産物と一緒に摂ると腹痛や吐き気を催すと言われるので注意が必要です。

 

2020/07/15

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■桑の実/桑椹/マルベリー■  食味・甘 食性・寒 帰経・心肝腎

 

肝腎に帰経し、潤いと血を補給してくれ、抗酸化力も抜群のアンチエイジングの果実。

年を重ねると潤い不足から起こる不調があれもこれもと出てきます。

ベリーと名の付く果実はそんな不調を和らげる力をもつます。

陰を補う力の強い桑の実はかすみ目や陰血不足のめまい、耳鳴り、心にもいい影響を与えるので、

不眠の解消にも期待が持てます。

ただし冷やす力が強いので、冷えが気になる方、おなかが弱い方は注意して摂りましょう。

桑の木には霊力が宿ると言われ、雷神が畏れるので「くわばらくわばら」と唱えると雷が落ちないと言われています。

 

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■パイナップル■  食味・甘酸 食性・平 帰経・胃腎

 

おなかの調子を整えて気を補い、平性でありながら、余分な熱や湿気を取り除いてくれるので、

今の時期にしっかり摂りたい、調理しなくてもOKなありがたい薬膳。

熱を冷まして水分代謝を高めてくれるので、暑気あたりや熱射病、二日酔いにも。

タンパク質分解酵素を豊富に含むので、お肉を食べた時の消化促進にもおすすめです。

 

 

●パイナップルと蛸のサラダ

パイナップルは食べやすい大きさに切ります。

蛸はパイナップルと同じくらいの大きさに切り、軽く塩胡椒をしてレモン汁をふりかけておきます。

ナムプラーと黒胡椒で調味し、ミントを散らします。

*薬膳的にはミントですが、お味的にはパセリやバジルもよく合います。

  

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■艾葉/よもぎ■  食味・辛苦 食性・温 帰経・肝脾腎

 

艾葉の「艾」はもぐさのこと。

お灸に使われるもぐさのことです。

そこからイメージしていくと艾葉には温める力があると繋がっていきます。

温める力がしっかりとある艾葉ですが、お茶にして飲めば、

今日のように梅雨で雨が降り気温が低い日の養生にぴったり。

温めるだけではなく、身体の中の湿気を除湿してくれ、香りで気血の巡りをよくしてくれるので、

冷えて身体が重だるい日にはぜひよもぎ茶を。

苦みが胃の調子も整えてくれます。

造血作用も強く、ホルモンの分泌を高めて内臓の働きをよくする効果があるので、

冷えや貧血、ひざや腰の痛みが気になる方、冷えからくる生理痛がある方におすすめです。

また経絡を温め、出血を止める効果があるので月経過多の症状を抑える効果も期待できます。

*よもぎ茶はドラッグストアなどでも購入できるので、手軽にお茶にして飲んでみましょう。

 煎じるとより効果が高まります。 

 お灸をしてみるのもいいですね。

 

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■牛蒡■  食味・辛苦甘 食性・涼 帰経・肺胃大腸

 

中国では薬としての歴史が古く、種は「牛蒡子」と呼ばれ、のどの病に使われます。

冬のイメージが強い野菜かもしれませんが、食性としては涼性。

ただ食味に辛味があるため、発散、発汗の作用があり、寒気を追いだし、利尿効果で余分な水分を

排出して気の巡りを良くするため、身体が温まるとされます。

食物繊維が豊富で通便効果もあるため、利尿、発汗と合わせて3通りの働きでデトックスが出来ます。

通十二経・除五臓悪という薬効を持ち、体中の巡りを良くして、五臓六腑の老廃物、コレステロールを

取り除いてくれる頼もしい野菜です。

皮に薬効が強く含まれるので、皮は極力残して調理しましょう。

アク抜きもほどほどに。

 

 

●牛蒡のサブジ

牛蒡は泥を落とす程度に洗い、斜め薄切りにし、サッと水にさらして水分を取ります。

(牛蒡が太い場合は厚みを半分に切ってから薄切り)

フライパンに多めの油を熱し、牛蒡を炒めます。

塩、カレー粉をふって蓋をし、蒸らし炒めします。

牛蒡に火が通れば火を止め、ココナッツオイルを回しかけます。

*あればココナッツファインをかけてもOK。

  

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■玉蜀黍/とうもろこし■  食味・甘 食性・平 帰経・脾胃肝腎膀胱

 

春と夏の間の季節を「長夏」といい、この時期に五味の中で必要な色は黄色、食味は甘、

そしてしかりと養わなければいけない臓は脾。

長夏の薬膳には欠かせないのがとうもろこし。

脾が喜ぶ要素を網羅しています。

先日もお伝えしたように脾は湿気が苦手で、身体に湿が溜まると働きが悪くなります。

とうもろこしには水分代謝をよくして、利尿効果を高め、湿を追い出す力があります。

特にとうもろこしのひげにはその効果が強くあるので、むくみがちな方はとうもろこしのひげ茶がおすすめです。

また脾の働きを高めて気を作り出す力を整えるため、疲れが取れない時、元気が出ない時にも。

余分な熱を冷ます力はありますが、平性なので冷える心配もなし。

リノール酸が含まれるので血液サラサラ効果も期待できます。

とうもろこしのカビには強い発ガン性があるので、新鮮なものを選びましょう。

 

 

●長夏オールスターの塩麹和え

とうもろこしは蒸す、電子レンジ加熱などで火を通して、実をはずします。

長芋は1cm角に切ります。

枝豆は茹でて実を取り出します。

全てを塩麹と胡麻油で和えます。

 

 

 

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茘枝■  食味・甘酸 食性・温 帰経・脾胃肝

 

楊貴妃が大好きだったと言われる美のフルーツ、茘枝。

なぜ楊貴妃が好きだったのかはわかりませんが、その薬効には美しくなるための要素が

たっぷりと詰まっています。

美しくあるためには豊富な血と滔々と流れる血流が必要。

茘枝はそのどちらの働きも兼ね備えていて、肌のハリや髪の艶を美しく保ってくれます。

血が補われることと、気の巡りを良くする薬効から気持ちを安定させ、

イライラやストレスから起こる吐き気やげっぷを鎮めてくれます。

温性で冷えを解消してくれる効果があるので、これも女性にうれしい薬効なのですが、

温める力が強いので、食べすぎるとのぼせることがあります。

薬膳では潤い不足で火照りがある方は食べてはいけないと言われています。

日本でもこの時期生のライチが輸入されていて食べることはできますが、

食べすぎるなんてことは無いかもしれませんが、台湾や中国に行けば、

驚くほどおいしくて手軽に手に入るので、喜んで食べすぎないように注意しましょう。

 

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■アボカド■  食味・甘酸 食性・涼 帰経・脾肝

 

薬膳的には気を補い、胃腸の調子を調える働きを持ち、

栄養的にも良質のアミノ酸類、豊富なビタミン類、ミネラルをバランスよく含みます。

リノール酸やリノレン酸など上質な脂質が豊富なので腸を潤わせてお通じを良くします。

豊富に含まれるビタミンEには血管を強くして血流を良くする効果があるので、

アンチエイジングや、顔色を良くするなど美容効果も期待できます。

 

 

 

●アボカド、ズッキーニ、ベーコンのソテー

ズッキーニは食べやすい大きさの乱切りにします。

アボカドは皮をむいて種を取り出し、2cm角程度に切り、レモン汁(多め)をかけておきます。

ベーコンは2cm幅に切ります。

フライパンにオリーヴオイル少々を熱し、ベーコンを入れて炒め、脂がにじみ出てくればズッキーニを入れて焼くように炒めます。

ズッキーニにこんがりと焼き色がつけば、アボカドをレモン汁ごと入れて少し崩れてくるまで炒め、

ナムプラーと胡椒で味を調えます。

 

 

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■もずく■  食味・鹹 食性・涼 帰経・肝腎

 

身体の熱を冷ます力はありますが、他の海藻類に比べてはやさしいので、

海藻は摂りたいけど冷えが気になるという方におすすめ。

腸に潤いを与えお通じを良くする効果や利尿効果があります。

特筆すべき栄養素はフコイダン。

もずくのぬるぬる成分に含まれます。

血糖値を下げたり、コレステロールを排出するという働きもありますが、

ピロリ菌を抑える働きや胃潰瘍を修復したり、抗菌作用も強く、胃の調子が悪くなりやすい

夏にさっぱりメニューでせっせと摂りたい食材です。

肌にも潤いを与え、つややハリをキープできるという美肌効果もあります。

沖縄産のものが特に栄養価が高いと言われます。

  

●もずくときのこのお吸いもの

きのこは食べやすい大きさに切ります

鍋に鰹と昆布のだし、きのこを入れて火にかけ、沸騰すればアクをとり酒を加えて10分ほど煮ます。

きのこの旨味が出れば、塩麹で味を調えます。

器に乾燥もずくを入れて、お汁を注ぎ、茗荷の千切りを天盛りにします。

*戻す必要があるもずくの場合は適宜戻しておきます。

*きのこと組み合わせることでデトックス力抜群のお汁ものになります。

 

20200614

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■苦瓜■  食味・苦 食性・寒 帰経・心脾胃

 

夏に必要な味は苦み。

苦瓜というだけあって、当然食味は苦。

そして食性は寒。

しっかりと熱を冷まして、暑熱を取り除き、口の渇きを癒してくれるので

薬膳的には夏バテには最適な夏を代表する野菜です。

肝にこもった熱を取り除いてその働きを整えるため、目の不調を改善してくれる効果も。

苦みの成分には解毒の力や血糖値を下げる働きが含まれ、糖尿病の改善も期待できると言われます。

(低血糖の方は食べすぎに注意)

苦瓜に豊富に含まれるビタミンCは加熱による損傷がほとんどないのが特徴なので、

炒め物に使っても没問題!

 

●苦瓜と若芽のごはん

●a
米・・・・・・・・・・2合
シイタケの戻し汁+水・360ml
しょうゆ・・・・・・・20ml
酒・・・・・・・・・・10ml
干しワカメ・・・・・・3g⇒細く切る
干しシイタケ・・・・・2枚⇒戻して細切り

ゴーヤー・・・・・・・1/3本
塩・・・・・・・・・・小さじ1

白すりゴマ・・・・・・適宜

① aの材料でごはんを炊きます。

② ゴーヤーは半分に切って種とワタをとり、小口に薄切りにして塩もみしてから、水気をしぼります。
  
③ 炊き上がったごはんに②、ゴマを加えて混ぜ、茶碗によそいます。

*苦みが苦手な方は塩もみしたあとにサッと茹でてください。

 

20200613

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■紫蘇■  食味・辛 食性・温 帰経・肺脾

 

爽やかな香りとは裏腹に身体を温めて、体表にある邪気を汗と一緒に追い出す働きを持ちます。

茗荷や生姜と同様に風邪の引き初めにいい働きをしてくれる食材です。

温める働きはおなかにもいい影響を与え、梅雨時や夏の冷飲食で働きが悪くなった食能力を温めて整えてくれます。

紫蘇の香り成分は気の巡りをよくして、胃液の分泌を促して食欲を高め、吐き気を抑えてくれる効果があります。

βカロテンの含有量は緑黄色野菜の中でも抜群に多く、活性酸素を除去し、免疫力アップが期待できます。

薬効が揮発しやすいので、加熱は極力短めに、包丁を入れるのも食べる直前にしましょう

 

●蒸し鶏の紫蘇胡麻だれ

鶏むね肉(ささみでもOK)は酒をふって蒸し、冷めればそぎ切りにします。

玉ねぎ、生姜をみじん切りにし、塩麹、すり胡麻、胡麻油を混ぜ合わせ、しばらくおいて味をなじませます。

食べる直前に青紫蘇を千切りにして加えます。

 

 

20200611

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■小松菜■  食味・辛甘 食性・平 帰経・肺肝胃大腸

 

身体に潤いを補って、滋潤する働きを持ちます。

腸に潤いを与え、食物繊維も豊富なので便秘解消の効果が期待できます。

肺にも潤いを与え、働きをよくして咳止めの効果があります。

強い解毒力も頼りになるところです。

カルシウムが豊富なので、骨粗鬆症の予防やイライラを抑える効果があります。

βカロテンも非常に豊富なので、その抗酸化作用からアンチエイジング効果も。

βカロテンは体内でビタミンAに変換されるので、美肌や美髪、粘膜の保護にもなる食材です。

βカロテンを効率よく摂取するために、油と一緒に調理しましょう。

アクが少ないので、下茹ではしなくても大丈夫です。

 

●小松菜と牛肉のオイスターソース炒め

小松菜は4-5cm長さに切り、葉と茎に分けておきます。

牛薄切り肉は食べやすい大きさに切ります。

フライパンに牛肉を入れて強火でこんがりと焼き、軽く塩胡椒して、取り出します。

同じフライパンにごま油(少々)を加えて熱し、小松菜の茎を入れて炒めます。

鮮やかな色に変われば葉も加えて炒め合わせ、少ししんなりすれば牛肉を戻してさっと炒め合わせ、

酒、オイスターソース、醤油で調味します。(必要であれば水溶き片栗粉で水分をまとめます)

*酒:オイスターソース:しょうゆ=3:3:1

*一番好きな小松菜の食べ方です。牛肉とは抜群の相性で、小松菜の鉄分の吸収を牛肉のタンパク質が高めてくれる貧血解消薬膳に。

 

 

20200610

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■えのきだけ■  食味・甘 食性・平 帰経・脾胃

 

きのこは一様にデトックス作用、コレステロールを排出する作用など、生活習慣病に有効な働きを持ちますが、

えのきだけの薬膳的特筆すべき薬効は、肝の高ぶりをしずめて胃の調子を整えるという働き。

リラックスすることで食べる力を高めてくれます。

これは精神ビタミンと言われるビタミンB1を多く含むことや神経伝達物質「GABA」を含むことにもつながります。

ビタミンB1は疲労回復効果も効果的ですので、暑さで疲れてイライラするときに食べたいきのこです。

 

 

●えのきだけとあおさのおつゆ

えのきだけは時間があれば数時間日光に当て、細かくさばきます。

油揚げは食べやすい大きさに切ります。

鰹と昆布のだし、えのきだけ、油揚げを鍋に入れて火にかけ、沸騰すれば弱火にしてしばらく煮ます。

塩麹で味を調え、あおさを加えて火を止め、器に注ぎます。

 

 

20200609

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■茗荷■  食味・辛 食性・温 帰経・肺大腸膀胱

 

夏のさっぱりメニューには欠かせない薬味のひとつ。

温性で、血流を良くしてくれるので、冷ややっこ、冷やしそうめんやお蕎麦、

ひんやり戴くお料理にぜひ加えて冷えを軽減させてください。

身体を温めて発汗を促し、消化吸収の力を高めるので、蒸し暑い時のお助け食材です。

発汗作用で体表の邪気を追い出し、解毒作用も強いので、風邪の引き初めや口内炎にも。

カリウムが豊富で塩分を排出する力が強いので、高血圧の予防にもよいと言われます。

茗荷を食べすぎると物忘れがひどくなると言われますが、

昔、非常に物忘れがひどいお坊さんが亡くなった時、お墓に茗荷が生えたことからその俗説が生まれたと言われています。

 

 

●蒸し茄子の茗荷しょうゆ

茗荷は小口に薄く切ります。

醤油と好みのお酢を同量であわせ、茗荷を漬けます。(最低2時間)

茄子は数か所穴を開け、蒸します。

冷めれば食べやすい大きさに裂き、長さを半分に切ります。

茄子を皿に盛り、茗荷しょうゆをかけ、胡麻油(少々)をかけます。

 

*焼き茄子でもかまいませんが、皮を食べたいので蒸します。

 

20200608

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■キウイフルーツ■  食味・甘酸 食性・寒 帰経・腎胃膀胱

 

まず最初に、キウイフルーツは身体の熱を冷ます力が強力なので、

冷えが強い方、寒い時期には食べてはいけないフルーツだと覚えてください。

身体の余分な熱を冷まし、体液を生み出す力を高めてのどの渇きを癒してくれるので、

夏には上手に取り入れたいもの。

熱を冷ますことで、イライラを解消したり、微熱やほてりを鎮め、高血圧にも効果があると言われます。

利尿効果でむくみの軽減にも役立ちます。

若返りのビタミン、ビタミンEが豊富に含まれ抗酸化作用も期待できます。

フルーツの中ではトップのビタミンC含有量で免疫力アップも。

またタンパク質分解酵素を多く含むので、お肉を食べた後のデザートにもおすすめです。

焼肉のたれに加えるとお肉を柔らかくしてくれる効果も。

冷えることをうまく回避すれば、夏には私たちの身体にいい効果をたくさんもたらしてくれるフルーツです。 

 

●アボカドと卵のサラダ~キウイドレッシング

キウイは皮をむき、あられ切りにし、塩麹、オリーヴオイル、胡椒、チリペッパーを加えて混ぜ合わドレッシングを作ります。

茹で卵は1cm角に切ります。

アボカドは皮をむいたらすぐにレモン汁をかけ、1cm角に切ります。

キウイドレッシングでアボカド、卵を和えます。

*キウイドレッシングは豚しゃぶのソースにしたり、キャベツの千切りと和えてもおいしいです。
 お肉料理の付け合わせのサラダに使うとタンパク質分解酵素の働きで胃もたれが抑えられます。
 

 

20200607

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■ブロッコリー■  食味・甘 食性・平 帰経・肝脾腎

 

驚異の抗酸化力を持つチームアブラナ科のエース。

薬膳的にも五臓の働きをすべてよくして、経絡を通すという毎日でも食べたい薬効を持ちます。

肝腎に帰経することからアンチエイジング力も抜群で、免疫力を高め、強い身体を作ってくれる緑黄色野菜。

胃腸の働きを高めてくれるので、おなかが弱い方にもおすすめです。

 

 

 

●ダブルブロッコリーのスタミナ和え

ブロッコリーは小さめの一口大に切り色よく蒸します。

胡桃はローストして粗く刻みます。

黒すりゴマ、甘酒、醤油で和え衣を作り、ブロッコリー、ブロッコリースーパースプラウト、胡桃を和え、

ニンニクチップを散らします。

 

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■ひよこ豆/回回豆子■  食味・甘 食性・平 帰経・脾大腸

 

あとの方の名前は中国語名。

名前然り、見た目然り、なんだかかわいらしい印象のお豆さん。

繊維質が豊富でお通じにとてもいい効果を発揮してくれます。

他の豆同様、脾の調子を良くして、消化吸収を良くしてくれます。

薬膳の世界では養血、文字通り血の状態を良くしてくれる薬効があります。

栄養面でも葉酸が豊富というというところから、同じように血に対するいい効果が得られる豆。

イライラを抑えたり、お肌や髪を美しく、免疫機能や、生殖機能を正しく保つために欠かせない亜鉛が

豊富に含まれていることでも注目度の高い食材です。

亜鉛の吸収を高めるために、動物性たんぱく質やビタミンC、クエン酸、硫黄化合物(玉ねぎ、大蒜)と

一緒に摂ることがおすすめです。

中東のファラフェルはまさにそれを網羅したお料理です。 

 

●ひよこ豆とお揚げさんとトマトのタヒニ風

ひよこ豆は一晩水に浸けて戻し、柔らかく茹でます。

薄揚げは焼いて1cm角に切ります。

トマト、パプリカも1cm角に切ります。

タヒニソース(ヨーグルトと胡麻のソース)を作ります。

プレーンヨーグルトをベースに玉ねぎのみじん切り、レモン汁、すりゴマ、塩、胡椒(あればパプリカパウダー)を混ぜあわせ、

すべての材料を和えます。

 

   

20200605

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■生姜■  食味・辛 食性・温 帰経・肺脾胃

 

誰もが知る温め食材の代表、生姜。

でも、生の生姜と、長時間加熱したり、特別な方法で乾燥させた乾姜と呼ばれる生薬では働きが異なります。

後者のお話はこのコンテンツが冬まで続いていたらその時に...

生の生姜は身体を一気に温め、発汗を促して身体の表面にある邪気を汗と一緒に発散し、解熱する働きを持ちます。

この働きこそが風邪の引き初めには生姜!と言われる所以です。

気温や湿度が高くなってきていてもなかなか汗がかけず、熱や湿気がこもってしんどい時に

生の生姜をしっかりと摂ることで発汗作用が働き、身体をすっきりさせることが出来ます。

また、おなかを温めて、消化の働きを高めたり、強い殺菌作用が食中毒の予防にもなるので、

夏は温めるものは必要ないと思わずに上手に取り入れてもらいたい食材です。

 

 

●蛸とトマトのガリ和え

蛸は食べやすい大きさの薄切りにします。

トマトは半分に切って薄切りにします。

茗荷は縦に薄切りにします。

材料をボウルに入れて、ガリを加え、ガリの漬け汁で味を調え、青じそをちぎって加えます。

*新生姜も今が旬です。ぜひ手作りのガリ(新生姜の甘酢漬け)を作ってみましょう。

生姜は極薄切りにして沸騰湯でさっと茹で、塩を振って粗熱が取れれば水気をしぼります。

水、米酢、砂糖(2:1:1)を沸かして容器に入れ、生姜を加えます。

   

20200604

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■ハイビスカス/洛伸花■  食味・酸 食性・涼 帰経・心肺胃大腸

 

最高気温が30度近くなってくると欲しくなるのが洛伸花のお茶。

夏に食べたい色のグループは赤。

ハイビスカスの赤はアントシアニン、抗酸化作用が期待できる夏の食材です。

血にこもった余分な熱を冷まして、血の流れをサラサラにし、利水効果で水分代謝を良くしてくれるので

蒸し暑い夏のお疲れを癒してくれます。

また血の流れが良くなることで、ターンオーバーを促し、夏の美肌ケアとしても優秀選手。

園芸用のハイビスカスとは別の品種で、食用にはローゼル種の肥大した萼と蕾が用いられます。

 

●洛伸檸檬蜜茶

ハイビスカス、ローズヒップをポットに入れて熱湯を注いで5分ほど蒸らし、お茶を作ります。

蜂蜜と檸檬を好みの量加えます。

*ハイビスカスだけのお茶でもしっかりと薬効が摂れますが、ローズヒップ、蜂蜜、檸檬を加えることで疲労回復効果がアップします。

   

20200603

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■和山椒■  食味・辛 食性・温 帰経・脾肝

 

山椒は小粒でピリリと辛い。

しかし、ピリリよりビリリという辛味の印象がある山椒。

辛味の力で身体の中の巡りをよくし、おなかを温めてむくみを解消してくれます。

気を降ろし、目を見えやすくしてくれる効果や歯を固めるというような働きも。

暑くなるこれからの時期には必要が無いように思われるかもしれませんが、

梅雨で雨が続き、気温は高いけどおなかが冷えてむくむ時にはぜひ山椒を。

身体を温めて巡りをよくし、老廃物を排出する働きがあるので、

デトックスにもいい効果があります。

余分な湿気を追い出すことで脾の働きも高まり、梅雨時の食欲不振解消にも役立ちます。
魚の臭みも取ってくれるので、煮魚に加えるといいですね。

今年はお家時間が長い方も多いと思います。

山椒の実が出回る今の時期にひと手間かけて、山椒のお仕事をしましょう! 

 

●山椒の佃煮

山椒は洗って小枝を取り除き、たっぷりの湯で茹でます。

ザルに上げてから、水でさらします。

えぐみや強い辛味が抜ければザルに上げて、しっかりと水気を取ります。<下処理>

*茹で時間、さらし時間は山椒によって異なります。

 今回は3分茹でて、1時間さらしました。

下処理が終わった山椒を鍋に入れ、ひたひた程度の水を加えます。

しょうゆ、酒、みりんを加えて水分がほとんどなくなるまでことことと炊きます。

山椒50gに対してしょうゆ40ml、酒、40ml、みりん30mlくらい。

*下処理した山椒は冷凍保存が出来ます。

 

 

  

20200602

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■緑豆■  食味・甘 食性・寒(肉:平) 帰経・心胃

 

中国では夏の養生に欠かせないお豆さん。

「消暑」という文字通り暑さを消し去る働き、解毒の作用を持つので、

夏バテや食中毒の予防にもってこい。

利水効果もしっかりとあるので蒸し暑い夏ならではの不調、むくみにも最適。

中国や韓国の時代劇を見ていると、命を狙われ毒を盛られた際に緑豆で解毒をして、

九死に一生を得るなんていう場面もよく出てきます。

それだけ解毒の力が強いのです。

解毒や熱を冷ます力は特に皮に多く含まれるので、夏バテ予防には皮ごと調理しましょう。

冷えが気になる方は温める素材と合わせて。

 

●緑豆の香草サラダ

緑豆は洗ってたっぷりの水に一晩浸けて戻します。

浸けた水を捨て、緑豆とかぶるくらいの水を鍋に入れて火にかけます。

沸騰すればアクをとり、塩(少々)を加えて柔らかく茹でます。

玉ねぎ、パプリカは粗みじん切りにします。

粒マスタード、酢、レモン汁、塩、オリーヴオイルでドレッシングを作り、すべての材料をしっかりと和え、

(粒マスタード:酢+レモン汁:オリーヴオイル=1:3:6)

好みの香草を加えてざっくりと混ぜます。

*つぶれるほどは茹でないイメージですが、消化機能が弱っている時はしっかり柔らかくしてもOK。油断するとあんこのようになるので注意。

*写真は香菜を使っています。青紫蘇やパセリ、バジルなどもよく合います。

  

 

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■胡瓜■  食味・甘 食性・涼 帰経・脾胃大腸

 

暑い暑い上海万博の時に、行列に並ぶ中国の方たちが胡瓜を持参している映像を見て、

さすが薬膳の国!と感動しました。

そのエピソードを教室でみなさんにお話しして胡瓜の働きをしっかりと覚えてもらっています。

ほとんどが水分の胡瓜。

なら栄養なんてないのでは?と思われている方も多いのですが、薬膳は栄養素だけで食材の

パワーを捉えません。

大切なのは薬効。

胡瓜は私たちにしっかりと潤いを与え、余分な水分はこれまたしっかりと追い出してくれます。

身体の中の水分の入れ替えをしてきれいな潤いで満たすので、日焼けが気になる季節の美肌対策にも

抜群の効果を持ちます。

皮にはビタミンAが含まれるので、皮をむかずに使いましょう。

清熱効果がしっかりとあるので、冷えが気になる方は気を付けて。

 

 ●胡瓜の胡麻麹和え

 

胡瓜は薄切りにして塩をまぶし、しばらくおいてから軽くしぼります。

 

二杯酢に甘酒、白すり胡麻を加えて和え衣を作り、胡瓜を和えます。

 

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■秋葵■  食味・甘苦 食性・平 帰経・腎脾胃

 

独特のねばねばが強みの夏野菜。

胃粘膜を整え消化不良を解消し、お通じを良くしてくれます。

ねばねばの元、ムチンはタンパク質の吸収の助けになるので疲労回復、滋養強壮効果を高め、

私たちに粘り強い元気を与えてくれます。

βカロテンやビタミンB、ビタミンCを豊富に含むので、夏バテ予防に毎日でも食べたい食材です。

 

 ●夏野菜のミネストローネ

オクラは塩少々をふって指で軽くこすり、産毛を取り除き、水で洗います。1cm厚さの小口切りにします。

玉ねぎは繊維に沿って薄切りにします。

ズッキーニ、トマトは5mm厚さのいちょう切りにします。

鍋にオリーヴオイルを熱し、玉ねぎを炒め、少ししんなりすればズッキーニ、トマトを加えて塩をふり蒸らし炒めします。

野菜が汗をかいてくれば、鶏のだし(野菜ブロスでもOK)を加えトマトから旨味が出てくるまでことこと煮ます。

オクラを加えてさっと煮て、塩コショウで味を調え、器によそってエキストラバージンオリーヴオイルをたらします。

 

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■薄荷■  食味・辛 食性・涼 帰経・肝肺

 

爽やかな香りで気の巡りを良くしてくれるので、気持ちがもやもやするときにすっきりさせてくれます。

発散、発汗の作用で、身体の表面にある邪気を汗と一緒に追い出す力があります。

熱っぽい風邪のひき初めやのどの腫れや痛みがある時にお勧めです。

身体の上部にこもった熱を冷まして、頭や目をすっきりとさせてくれます。

殺菌解毒の力も強いので、マスクスプレーに使ったり、帰宅した時にミントティでうがいをするのもおすすめです。 

流産誘発成分が含まれているので妊娠中は避けましょう。

 

 ●ミントとレモンのジュレ

ミントに熱湯を注いで10分おき、茶こしで濾します。

鍋にグラニュー糖と水を入れて火にかけ、沸騰直前になれば戻した板ゼラチンを加えます。

粗熱が取れれば、ミントの抽出液をレモン果汁、レモン表皮を加え、冷蔵庫で冷やし固めます。

ミント(ドライ)・・・・・大さじ1
熱湯・・・・・・・・・・・300ml

グラニュー糖・・・・・・・45g
水・・・・・・・・・・・・45g
板ゼラチン・・・・・・・・6g⇒冷水で戻す

レモン果汁・・・・・・・・1個分(40ml)
レモン表皮・・・・・・・・1個分

 

 

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■百合根■  食味・甘 微苦 食性・涼 帰経・心肺

 

肺に潤いを与え、咳を鎮め、のどの渇きをいやします。

中医学では肺と肌には密接な関係があると考えるので、肺に潤いが与えられるということは

肌への潤い効果も期待できます。

またストレスなどで身体にこもった嫌な熱を冷ます働きを持つため、眠りのトラブルや

イライラ解消や落ち着かない気持ちを安定させてくれます。

水溶性の食物繊維を豊富に含むため、胃腸の状態を調えてくれる効果がありますが、

身体の熱を冷ます性質なので、おなかが冷えている時や下痢の時には控えましょう。

骨の生成に必要な栄養を含むので、骨粗鬆症の予防にもなると言われます。

 

 

 ●百合根と新玉ねぎのごはん

百合根は乾燥の場合は一晩水に浸けて戻します。生の場合は一枚ずつばらばらにします。

新玉ねぎは短い千切りにします。

洗った米と百合根、新玉ねぎ、酒、塩でごはんを炊きます。

炊きあがれば茶碗によそい、黒胡麻を散らします。

*米1合に対して、乾燥百合根10g程度。

*百合根だけでもおいしいごはんが出来ますが、玉ねぎにもリラックス効果があるので相乗効果でより効く薬膳になります。

   

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■ズッキーニ■  食味・甘 食性・寒 帰経・肺胃腎

 

胡瓜のような形をしていますが、かぼちゃの仲間。

春から初秋にかけてが旬でこれからどんどんおいしくなる野菜です。

同じようにズッキーニが持つ薬効もこれから必要とする方が多くなります。

身体にこもった熱を冷まし、体液を生み出す力を高めます。

肺に潤いを与え、口渇や空咳を鎮めます。

きれいな水は与えてくれますが、利尿効果を高めて要らない水を排出してくれる力も強く、

むくみが気になる方にもおすすめです。

疲労回復効果、抗酸化作用を持つ栄養素も豊富に含まれるので、夏バテ対策にもってこいの野菜です。

 

 

 ●ズッキーニと黒木耳のアジアン炒め

ズッキーニは食べやすい大きさの乱切りにします。

黒木耳は洗って水で戻します。

フライパンに胡麻油を熱して、ズッキーニを焼くように炒めます。

こんがりと焼き色がつけば黒木耳を加えて炒め合わせ、好みのだし(少量)を加えて、

黒木耳に火を通します。

砂糖(少々)、ナムプラー、胡椒で味つけをし、枸杞の実を散らします。

*ズッキーニと戻した黒木耳の量が1:1程度のバランスがおすすめです。

  

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■枇杷■  食味・甘 食性・涼 帰経・脾肺肝

 

潤いを与え、身体の上部に上った気をおろして熱を冷ましてくれるので、のぼせやほてりを抑え、

高ぶった気を穏やかに鎮めてくれます。

特に肺の熱をとって、潤いを与えるので、のどの渇きや乾燥から出る咳を鎮めます。

胃の気の流れを正しく調える効果もあるので、しゃっくりや吐き気を抑えてくれます。

枇杷は葉にも薬効があり、古くから咳や痰を鎮め、夏バテ、疲労回復にも効果がある言われています。

食べすぎるとおなかを壊すことがあるので、1日2個までにしておきましょう。

 

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■南瓜■  食味・甘 食性・温 帰経・脾胃

 

ほとんどが身体の熱を冷ます性質のウリ科の中で南瓜は温性。

冷えが気になる方にもウリ科の薬効を与えてくれます。

夏に実る野菜ですが、数か月貯蔵することで美味しさが増すと言われます。

身体を温めてくれる性質なのは秋口に食べることを見越した神様の計らいなのかも。

梅雨時、雨が降って肌寒い時にもおすすめです。

身体を温めて、おなかの働きをよくして、弱った消化能力を高め、水分代謝を整えてくれます。

βカロテンやビタミンを豊富に含み、抗酸化作用が強く、免疫力を高めてくれます。

南瓜に含まれるコバルトはインシュリンの分泌を高めてくれるので、糖尿病にも良いと言われます。

皮にはβカロテンがたくさん含まれ、肺を潤わせてくれるので、できるだけ皮も食べましょう。

 

 

 

 ●チャイナパンプキンサラダ

南瓜は3cm角に切り、皮まで柔らかくなるまで蒸し、フォークで粗くつぶします。

*電子レンジ加熱でもOK

熱いうちにしょうゆ、黒酢、ゴマ油で調味します。

 

 

 

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■鯵■  食味・甘 食性・温 帰経・胃腎

 

「美味しさに参った!」

それが語源だと言われる鯵。

淡白で色々なお料理に使えることが魅力でもあります。

胃を温めて働きを高めてくれるので、疲れをいやしたり、食欲が落ちた時におすすめです。

脳の働きを高めるDHAや、血管を強くして血液サラサラ効果があるEPAが豊富で、

アンチエイジング力も抜群。

カルシウムも多く含み骨粗鬆症の予防、気持ちにも安定をもたらしてくれます。

アレルギー体質の方は多食すると蕁麻疹が出ることがあるのでご注意を。

中毒予防に生姜や青じそと一緒に摂るとよいとされます。

 

 ●鯵のソテー~紫蘇サルサ

鯵は三枚におろして、中骨を抜き、塩胡椒をふって、小麦粉をまぶします。

フライパンにオリーヴオイルを多めに熱し、皮目からこんがりと焼きます。

トマト、新玉ねぎ、胡瓜は3-4mm角に切ってボウルに入れ、塩麹、バルサミコ酢、粉唐辛子(少々)、オリーヴオイルを加えて

しっかりと混ぜ、みじんぎりにした青紫蘇を加えてざっくりと混ぜます。

焼きあがった鯵を皿に盛り、サルサを添えます。

 

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■二十日大根/ラディッシュ■  食味・甘苦 食性・涼 帰経・肺胃

 

大根には熱を冷まして高ぶった気を下げるという、春夏に欲しい薬効がありますが、

おいしい季節は冬。

夏は苦みや辛味が強くてわざわざ食べたい野菜ではありません。

でもラディッシュは春から秋にかけて収穫されるもの。

生で食べることの多いラディッシュには消化酵素が摂取しやすいという利点も。

胃や肺の熱を冷ます薬効があるので、食べすぎた時や夏風邪でのどが痛む時にもおすすめです。

ラディッシュの赤い色はポリフェノールの一種のアントシアニンなので、抗酸化作用やアンチエイジング

疲れ目などの目のトラブルにも効果的です。

 

 ●ラディッシュとトマトのツナサラダ

ラディッシュは極薄切りにします。

トマトは3mm厚さのいちょう切りにします。

ラディッシュ、トマト、ツナ缶をボウルに入れてレモン汁を加えて混ぜ、青じそをちぎって加えます。

*写真はオリーヴオイル漬けのツナ缶を使用しています。ツナ缶のオイルを利用して、新たにオイルも塩も加えていません。

 ツナ缶に使用してある油を使いたくない場合はそれを捨てて、オリーヴオイルを加えてください。

 おいしくて安心なツナ缶を見つければ、あ!っという間に出来てしまうサラダです。

  

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■茄子■  食味・甘 食性・涼 帰経・脾胃大腸

 

熱を冷まして胃腸の働きを良くする力が強いので、暑さで食欲が落ちる時におすすめです。

こもった熱を取り、血流を改善するので、夏バテ予防にしっかり摂りたい食材です。

利尿効果でむくみを解消するのでこれもまた蒸し暑い時期にはありがたい薬効。

ナスニンという皮の紫色の色素成分はポリフェノールの一種で、活性酸素の働きを抑え、

抗酸化作用が期待されるので、皮はむかずに調理しましょう。

 

 ●茄子のマリネ

茄子は調理する直前に1cm厚さに切り、多めのオリーヴオイルを熱したフライパンでこんがりと焼きます。
*カロリーが気にならない時は揚げてもOK。

しょうゆと柑橘果汁(1:1)を合わせたマリネ液に、焼いた茄子を漬けてしばらくおきます。

*ポン酢でもOK。

 

*10分ほどおけば食べられますが、しっかりと漬けるとより美味しくいただけます。

*冷えが気になるときは、おろしショウガや唐辛子を加えましょう。

  

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■ビーツ・甜菜/火焔菜■  食味・甘 食性・涼 帰経・肺脾胃肝腎

 

「飲む輸血」

見た目通り補血力の強さはおそるべしスーパーフード。

血を補うだけではなく、その流れを良くして瘀血を取り除きます。

身体の中にたまった熱を冷まして、解毒の効果もあります。

逆流した肺の気の流れを整え、肺の気の働きを正常にします。

サトウダイコンとも呼ばれる甜菜糖の原料なので、糖分が多いので、血糖値の高い方は注意が必要です。

栄養的にも優秀で、ビーツの赤い色は抗酸化作用のある色素成分。

ビーツに含まれる「NO」は血管拡張効果のある注目の成分です。

その他にもむくみや便秘解消、高血圧、動脈硬化の予防、肝機能アップなど、

数え上げればきりがないほど優秀な赤い宝石です。

 

  

●ビーツと生ハムのサラダ

ビーツは皮をむいて千切りにし、レモン汁をかけます。

生ハムは適当にちぎります。

二つを混ぜ合わせ、必要であれば塩をふり、オリーヴオイル、胡椒で和えます。

*簡単すぎますが、生ハムの塩味とビーツ甘みののバランスがおいしいのです。

  

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■うずら卵■  食味・甘 食性・平寒 帰経・脾肝腎

 

小さいけれどその栄養価は鶏の卵よりも高く、「動物性の人参(高麗人参)」と呼ばれます。

気血を補い、身体を元気で強くして、倦怠感を取り除き心に安定をもたらしてくれます。

五臓の働きを整え、脳の活性化にも役立ちます。

骨や筋肉を強くして、足腰を健やかに保ちます。

栄養的にも他の鳥の卵よりも優れていて、特にタンパク質や鉄分を非常に多く含みます。

ホルモンバランスを整える効果や抗アレルギー作用、血圧を下げる働きなど、

お薬のように働き者の卵です。

  

●うずら卵とスナップえんどうのサラダ

うずら卵は茹でて縦に4等分に切ります。

スナップエンドウは蒸して、長さを半分に切ります。

トマトは2cm角に切ります。

おろし玉ねぎとおろし林檎をベースに、酢、オリーヴオイル、塩、しょうゆ、胡椒でドレッシングを作り、

(玉ねぎ:林檎:酢:オイル=1:1:0.5:2)

スナップエンドウとトマトを和えて器に盛り、うずら卵をバランスよくあしらいます。

*ドレッシングは目安ですので、お好みの味を作って見てください。林檎に甘みが足りなければ蜂蜜を。

  

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鹿尾菜■  食味・鹹 食性・寒 帰経・肝腎

 

漢字読めますか?

ひじきです。

鹿の尻尾の毛に似ているからだそう。

女性がうれしい栄養素が豊富なことはよく知られていると思いますが、

薬膳の世界でも同じく血を補い、貧血や白髪、抜け毛などの髪のトラブルによいと言われます。

血流をよくして、滞った水の流れを改善するので、しつこくたまった老廃物を取り除き、

しこりやむくみ、しびれなどにも効果的。

ヨードなどのミネラル分を豊富に含み、特にカルシウムを多く含むので、

骨粗鬆症の予防になる海藻ですが、身体を冷やす力がかなり強いので、摂り方に注意しましょう。

熱をしっかり冷ましたい時以外は、下記のレシピのように玉ねぎ、ニンニクや唐辛子をお供に。

 

  

●ひじきとエリンギのトマト煮

ひじき(乾燥で30g)は水でしっかりと戻します。

エリンギ(2本)は食べやすいサイズに切ります。

玉ねぎ(1個)は薄切りに、ニンニク(1/2片)はみじん切り、赤唐辛子(1-2本)は種を取り除きます。

ホールトマト(150g)は粗く刻むか、ミキサーにかけておきます。(カットタイプでも可)

鍋(深めのフライパンでも可)にオリーヴオイル、ニンニク、鷹の爪を入れて火にかけ、香りが立てば玉ねぎを加えて、

少ししんなりするまで炒めます。

ひじきを加えて水分を飛ばすように炒め、ツナ缶を加えて炒め合わせます。

ホールトマト、水(50ml)、チキンスープ(50ml)、塩、砂糖(各少々)を加えて、水分がほとんどなくなるまでことことと煮ます。

味を見て塩で調え、しょうゆ、バルサミコ酢、胡椒(いずれも少量)を加えます。

*酢をくわえることでカルシウムの吸収がよくなります。

*ツナ缶の塩分が強ければ最後の塩は不要かもしれませんので、必ず味を見ましょう。

 

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 ■  食味・甘鹹 食性・寒 帰経・脾肝

 

気血を補い、身体の状態を整えて疲れを癒してくれます。

血不足から起こる頭痛やめまい、生理不順を和らげ、顔色に華やかさをもたらします。

体液を生み出す力を高め、潤い不足を解消します。

収斂作用で肌を美しく、新しく産出します。

くねくねしている蛸ですが、蛸の吸盤は筋肉で出来ているため、

それをいただくことで骨や筋肉を強くする働きがあります。

タウリンが豊富なため肝機能をアップさせ、血圧の調整、動脈硬化の予防、コレステロール値の低下も期待されます。

味覚障害を防ぐ亜鉛も含まれます。

ただし、身体を冷やす力が強いので、冷えが気になる時には生姜と一緒に摂るとよいと言われます。

  

●蛸とじゃがいものサラダ

茹で蛸は食べやすい厚さの輪切りにし、切り口に斜めに切り込みを入れます。

じゃがいもは蒸して皮をむき、一口大に切ります。

セロリは茎は薄切り、きれいな葉がついていれば千切りにして、氷水につけます。

新玉ねぎはみじん切りにします。

*セロリ、玉ねぎともに少量でよいです。

好みの酢(すっきり系あれば白ワインビネガー)、レモン汁、塩、胡椒、オリーヴオイルでドレッシングを作り、

全ての具材を和え、冷蔵庫で冷やして味をなじませます。

 

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隠元豆■  食味・甘 食性・平(温) 帰経・脾胃

 

中国の隠元禅師が日本に伝えたところからこの名がついたお豆さん。

関西では「三度豆」という名前の方が親しみがあるかもしれません。

おなかにたまる嫌な湿気を取り除いて、脾の働きを高めます。

暑さの邪気を取り除いて、胃の調子を整えてくれるので、夏バテ対策にぜひしっかりと摂りましょう。

解毒の効果が高く、抗ウィルス、抗菌作用があります。

アスパラギン酸を豊富に含み、疲労回復、肌の調子も整える効果が期待できます。

栄養素がバランスよく含まれ、免疫力アップにもつながります。

*毒性タンパク質を含むので、必ずしっかりと加熱してから食べましょう。

 

●さやいんげんと桜海老のハニーマスタードレモン

干し桜海老は香ばしく煎ります。

さやいんげんは蒸して食べやすい長さに切ります。

オリーヴオイル、蜂蜜、塩レモン(刻む)、粒マスタード、塩、胡椒でソースを作り、いんげんをしっかりと和え、

桜海老を加えてざっくりと混ぜます。

 

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玫瑰花■  食味・苦辛甘 食性・温 帰経・肝脾

 

目からも薬効が得られるほど、美しい食薬。

食材というよりは食薬という表現がふさわしい強い薬効を持ちます。

気の巡りを良くして鬱々した気持ちを解してくれます。

気の巡りが悪くなると「張る」という不調が身体の側面に出るのが特徴です。

脇腹や胸の張り、側頭部の傷み、胃もたれ、ため息ばかり出て気持ちがふさぐときには、

玫瑰花のお茶でほっと緩めてみましょう。

気の巡りが順調になるのと同時に血の巡りもよくしてくれ、顔色の悪さや、生理痛や生理不順にも。

玫瑰花の美しさと同じように女子力をアップさせてくれます。

玫瑰花だけでは飲みにくいと感じる時にはお気に入りの紅茶に加えて飲んでみましょう。

ただ、カフェインが血管を収縮させるので、しっかりと効かせたい時には玫瑰花だけがおすすめです。

  

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■わかめ■  食味・鹹 食性・寒 帰経・脾腎

 

わかめとはニギメという海藻の若い芽のこと。

若芽、若布、若目、若女。

色んな漢字があり、一番最後は女性を若返らせてくれるからこの字が充てられているとか...

薬膳的には身体にこもった熱を冷まして、気を巡らせ、二便を通じさせる働きがあります。

腸のお掃除屋さんとしてはかなり優秀です。

また生殖能力を高め、女性のおりものを整える効果もあります。

わかめに含まれる成分が免疫機能を活性化させてがん予防の効果もあると言われます。

 

 

●わかめの素食湯(ベジタリアンスープ)

干し椎茸は柔らかく戻し、千切りにします。

わかめは乾燥であれば水で戻し食べやすい大きさに切ります。

鍋に油を熱し、椎茸とわかめをさっと炒め、昆布出し、酒を加えます。

5分ほど煮てしょうゆ、ゴマ油で調味し、器に注いですりゴマを散らします。

*わかめは生で食べるのがベストですが、寒性なので要注意です。

 特に冷えが気になる場合は大蒜や生姜を加えてもおいしくできます。

 加熱時間は極力短くしましょう。

 

 

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■レタス/萵苣/サンチュ■  食味・苦甘 食性・涼 帰経・胃大腸

 

ピーターラビットがマクレガーさんの家でレタスを盗み食いして眠り込んでしまった...

というお話を知っていますか?

子供の頃に読んだこのお話が薬膳を知ってようやく辻褄が合いました。

レタスや萵苣にはストレスや疲れを解消し、誘眠効果があるので眠りのトラブルがある方にお勧めです。

レタスを切ると白い乳状の液体が出てきますが、これはポリフェノールの一種。

レタスの語源はラテン語で「牛乳」、和名の萵苣も「乳草」の略。

そして、薬膳的には通乳効果があるとされます。

母乳の出が良くなるということは血の巡りがよくなるということにつながるので、

妊婦さんではなくともありがたい薬効。

免疫力を高める効果、身体の中にこもった熱を冷まし、利尿、通便の働きをもつのでデトックスの働きも。

栄養素も豊富に含まれていますが、熱に弱いので加熱時間は短めに。

 

●レタスとアスパラのサラダ

レタスは食べやすい大きさに手でちぎり、50度のお湯に1分ほど浸け、ザルにあげて水気を取り、冷まします。

アスパラガスは蒸して、食べやすい大きさの斜め切りにします。

レモン汁、粒マスタード、アンチョビペーストを混ぜ合わせ、必要であれば塩を加えてドレッシングを作り、

レタスとアスパラガスを和えます。

*無農薬のレモンであれば、皮も削って加えます。

 

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■梅■  食味・酸渋 食性・平 帰経・肝脾肺大腸

 

少しずつ空気に湿度を感じるようになってくると、梅仕事の季節はすぐそこです。

全てがままならない今年の初夏ですが、時間があることですし、

リラックス効果のある梅の香りに癒されながら梅仕事をしてみるのもひとつのストレス解消になるでしょう。

でも、爽やかでかぐわしい青梅には毒があるので要注意。

手をかけて保存食にして一年中お世話になりたいほど、解毒の力が強くあります。

「梅は三毒を絶つ」と言われ、水の毒、食の毒、血の毒を解してくれます。

強い酸味で唾液の分泌をよくして口渇を癒し、多汗を抑えてくれます。

胃腸の状態を整えるので、食欲不振や下痢にも効果があり、

水分代謝も促してくれるので夏バテ予防には最適です。

 

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■鯛■  食味・甘 食性・微温 帰経・脾胃腎

 

鯛に限らず、白身の淡白な味の魚は脾の喜ぶグループ。

記憶にはないでしょうけれど、生まれて初めて食べた動物性たんぱく質は白身のお魚だったという方が

多いのではないでしょうか。

脾の働きが十分でない子供でも難なく消化出来て、タンパク質をやさしく吸収することが出来ます。

大人になっておなかが弱いくて、気血が不足している方には特におすすめの食材です。

利尿効果もあり、むくみを解消する働きももっています。

縁起が良いとされる鯛の赤い色はアスタキサンチンで、抗酸化力やアンチエイジングも期待できます。

 

 ●鯛茶漬け

しょうゆ、みりん、酒(1:1:1)を一煮立ちさせてアルコール分を飛ばして漬け汁を作ります。

生食用の鯛を5mm厚さ程度のそぎ切りにします。

漬け汁に鯛を5分ほど漬けます。

鰹と昆布のだしに、薄口しょうゆ、酒で調味します。

茶碗にごはんをよそい、鯛をのせ、温めただしをかけ、すりごまをふります。

三つ葉、枸杞の実を散らし、好みでわさびを添えます。

*おなかの調子が芳しくない時は、鯛にだしをかけるようにして軽く火が通るようにします。

 

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■豌豆■  食味・甘 食性・平 帰経・脾胃

 

豆といえば補気健脾。

豌豆も例にもれず、おなかの働きを高め元気をつける働きを持ちます。

身体にたまったじめじめした湿気を取り除き、むくみの解消、下痢にも効果があり、

利水して解毒を促す力も。

栄養素がバランスよく含まれ、メチオニンという成分は血中コレステロールの降下や

抗うつ作用が期待できると言われます。

実が若いうちに収穫したものがさやえんどう、その一種にスナップえんどうがあります。

また若い茎や苗が豆苗です。

 

 

 ●スナップえんどうとお揚げさんのピーナッツ白和え

スナップえんどうは筋をとって、蒸すか茹で、食べやすい大きさに切ります。

薄揚げは網で焼き、食べやすい大きさに切ります。

固め木綿豆腐(なければ木綿豆腐を水切りする)をあたり鉢であたり、ピーナッツバター(無糖)、白味噌、鰹と昆布のだし、

煮切りみりん(煮切り酒でも)を順に加えてあたり、砂糖と塩で味を調えます。

スナップえんどうと揚げを加えてざっくりと混ぜます。

  

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 ■鶏肉■  食味・甘 食性・温 帰経・脾胃

 

抜群の補気力で、元気をつけスタミナつけてくれる鶏肉。

おなかを温めて脾胃の働きを高め、食欲不振や下痢を改善するので、

おなかの弱い人にはとてもおすすめ。

冷えて逆流した胃の気を下げ、げっぷや吐き気を抑えます。

血を補う力も強く、筋肉を強くし、免疫力を向上させます。

骨や皮にはコラーゲンが豊富に含まれます。

ブロイラーは身体を冷やすという説もあるので、できれば地鶏を。

 

 ●鶏肉とピーマンのカシューナッツ炒め

鶏肉(ももかむね肉)は余分な脂や血管などをお掃除し2cm角に切り、塩コショウをして片栗粉をまぶします。

ピーマンは1.5cm角、玉ねぎは1cm角に切ります。

生姜は薄切りにします。

カシューナッツを素揚げします。続いて、ピーマン、玉ねぎもサッと油通しします。
(油が邪魔くさければ、カシューナッツはオーブンでローストしてもかまいません。その場合はピーマン、玉ねぎを炒める工程でしっかり火を通します)

フライパンに生姜と赤唐辛子(種をとる)を入れて火にかけ、香りがたてば鶏肉を加えて8分通り火を通します。

ピーマンと玉ねぎ、カシューナッツを加えて炒め合わせ、しょうゆ、オイスターソース、酒、塩、胡椒で調味します。

 

 

  

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■韮■  食味・辛 食性・温 帰経・肝腎胃

 

中国では起陽草、壮陽草とも呼ばれ、陽気温めて冷えを改善したり腰痛を和らげたり、

滋養強壮効果の強い野菜です。

夏野菜のイメージがありますが旬は春で、この時期の韮は薬効が増すと言われています。

薬効だけではなく葉が柔らかくおいしくいただけますが、どんどん気温が高くなってくる

これからの時期には温まりすぎてしまうので、食べすぎには気をつけましょう。

疲労回復に効果があるビタミンB1が豊富なほか、免疫力を高めてウイルスの侵入を防ぐ効果、

辛味で気血の流れを良くする効果もあるので、上手に取り入れたい野菜です。

天然の下剤とも言われるのでお通じにも効果大。

 

  

 ●韮と黒木耳のスープはるさめ

黒木耳は水で戻して、食べやすい大きさに切ります。

韮は1cm長さに切り、香ばしい香りがたつ程度に乾煎りします。

春雨は茹でて戻します。

好みのだしに酒(少々)と黒木耳を入れて火にかけ、黒木耳が柔らかくなれば、ナムプラーで味付けをします。

春雨も加えて味がなじめば韮を加えてひと混ぜして火を止めます。

器に注ぎ、ゴマ油をひと回し加えます。

*韮の加熱時間は極力短めに。

*韮の温めパワーを軽減させたい時には緑豆春雨、冷えを解消したい時には馬鈴薯でんぷんの春雨やビーフンでもOK。

  

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■鰹■  食味・甘 食性・平 帰経・腎脾

 

目に青葉山ホトトギス初鰹。

江戸っ子ではなくても初鰹と聞くと食指が動きます。

気血を補い、胃の働きを高めて消化を促してくれる、元気食材。

色を見てわかるように、血を補う力も豊富なので貧血気味の方にはぜひ。

腎の働きを高めスタミナをつけてくれるので体力が落ちている時にもおすすめ。

脾の働きを整え水分代謝もよくしてくれます。

血行をよくするDHAやEPAは秋の鰹に豊富なので戻りがつおもいただきましょう。

体調がすぐれない時は加熱したものを。

 

  

 ●鰹のたたき~トマトとたまねぎのあおさソース

鰹のたたきは食べやすい大きさのそぎ切りにします。

玉葱、トマトは粗みじん切りにします。

しょうゆ、レモン汁を合わせて混ぜ、玉葱、トマトを加えてしばらくおきます。

(ポン酢でもよいです)

味がなじんで玉葱の辛味が鎮まればあおさを加えて、あおさが柔らかく戻ればソースの出来上がり。

鰹を皿に並べ、ソースをかけて、好みでニンニクチップを散らします。

 

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■空豆/蚕豆■  食味・甘 食性・温 帰経・脾胃

 

梅雨の前にそら豆が旬を迎えるのはじめじめの季節への準備のため。

そら豆には脾胃を強くして気を補い、おなかにたまった湿気を取り除く働きがあります。

利湿することで消化不良や食欲不振を和らげ、むくみを解消してくれます。

梅雨になると不調が出る..という方はぜひ今から食べておきましょう。

ただ、おなかが張りやすい方は食べすぎに気をつけましょう。

タンパク質や鉄が豊富なので貧血の方にもおすすめです。

皮に繊維質が豊富に含まれますが、固いので消化不良の方は要注意。逆効果になります。

日本では少ないと言われますが、まれに急性溶血性貧血を起こすことがあるので、妊娠中、アレルギー体質の方は特に注意してください。

  

 ●そら豆のピリ辛和え

そら豆はさやごと魚焼きグリルで焼いて(8-9分)火を通します。

*茹でてもいいですが、グリルで焼くとほっくりおいしいです。

実を取り出して薄皮をむき、半分に割ります。

オイスターソース、しょうゆ、ごま油、豆板醤、蜂蜜でソースを作り、そら豆を和えます。

(オイスターソース:しょうゆ:ゴマ油 :蜂蜜 2:1:1:0.5)豆板醤はお好みの量で。

*豆板醤の原料はそら豆なので相性抜群です。辛味を合わせることでより利湿効果が高まります。

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■玉葱■  食味・辛甘 食性・温 帰経・脾胃肺心

 

この時期には新玉ねぎが出回り、生でもおいしくいただくことが出来ます。

玉葱の特筆すべき栄養素が硫化アリルという辛味の成分。

これこそが血液サラサラ効果の源。

新陳代謝をよくして疲労回復の効果も。

ですが、この硫化アリルは水溶性で水にさらすと流れ出てしまい、加熱するのもあまりよくありません。

なので旬の新玉ねぎで水にさらす時間を極力短くしたり、空気にさらして辛味を揮発させ、生で食べるのがおすすめ。

薬膳的には脾の働きが高まって気を巡らせ、胃の働きも高めて消化を促してくれます。

そして辛味の発散作用で身体の表面にある邪気を取り除き、気血の巡りをよくしてくれます。

  

 ●新玉ねぎとトマトのマリネ

玉ねぎは繊維に沿ってスライサーでスライスするか、ごくごく薄切りにしてしばらく空気にさらします。(冷蔵庫の中もOK)

トマトは半分に切ってから3-4㎜程度の薄切りにします。

蜂蜜とレモン汁を使った甘酢とオリーヴオイルでマリネ液を作り、玉ねぎとトマトを漬けます。(数時間~1日)

*甘酢:オリーヴオイル=1:3

いただく時に香りのいいオリーヴオイル少量と胡椒をふります。

*基本の甘酢 酢 50ml  砂糖大さじ2.1/2  塩小さじ1/2

   今回は酢の一部をレモン汁に、砂糖の一部を蜂蜜に変えています。

*酢と一緒に摂ることで活血効果=血液サラサラ効果が高まります。

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 ■棗■  食味・甘 食性・温 帰経・脾胃

 

「一天三粒棗,青春永不老」

中国語がわからなくても漢字の雰囲気でなんとなくわかりますか?

一日に3粒棗を食べればいつまでも若々しく老けません、という言葉が中国にはあり、3000年前から親しまれています。

そんなアンチエイジングパワーを持つ棗は脾と胃に帰経することからもわかるように

おなかの働きを高めて気を生み出し、血を養って心と身体に潤いと栄養を与え、精神を安定させてくれます。

元気が出ないときは元より、気持ちが落ち着かずに眠れないときにはぜひ棗を。

栄養的にも白血球の生成を促して免疫力を高めると言われています。

 

 

 ●大棗蜜核桃(なつめの蜂蜜くるみサンド)

棗は縦半分に切り込みを入れて中の種を取り出します。

胡桃は香ばしくローストします。

棗の種があった部分に少量の蜂蜜を入れて胡桃を挟みます。

*デーツ(なつめやし)で作ることが多いお菓子を棗で。台湾でよく見かけます。

*あれば新疆産の和田棗など肉厚なものを使うとよりおいしくなります。

 棗はデーツほど甘くないので、蜂蜜で甘みを補うとよりおいしく、棗嫌いな方でも食べやすくなります。
 メイプルシロップでもOKですが粘度が低いのでこぼれないように気を付けてください。

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■馬鈴薯■  食味・甘 食性・平 帰経・胃大腸

 

馬の首につける鈴に形が似ているところからその名がつけられた馬鈴薯はじゃがいものこと。

芋類に等しく与えられた脾胃の働きを高め気を補う「補気健脾」という薬効はじゃがいもにも備わっています。

消化吸収の力をよくして、食べ物から気を作る力をつけてくれる、元気が出ないときにぜひ食べてもらいたい食材。

じゃがいもに豊富に含まれるビタミンCは熱にも強く、紫外線が気になるこれからの季節にせっせと摂りたいもの。

カリウムも豊富でむくみや高血圧への効果も期待されます。

 

 ●じゃがいもと燻製鯖缶のオーヴン焼き

じゃがいもは皮をむいて8mm厚さに切って塩を加えて茹でます。

柔らかくなれば湯を捨て粉ふきにします。

耐熱容器にオリーヴオイルを薄く塗り、じゃがいもの半量を出来るだけ重ならないように並べ、その上に鯖缶を広げ、残りのじゃがいもを重ねます。

塩(必要であれば)、胡椒をふり、オリーヴオイル(少量)をまわしかけて溶けるタイプのチーズをのせてオーヴントースターや魚焼きグリルで焼きます。

チーズがおいしそうにこんがり焼ければ、ディルをふりかけて出来上がり。

*たまにはチーズもいいでしょう。

*ツナ缶でもOKです。 

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■豆乳■  食味・甘 食性・平 帰経・肺脾大腸

 

大豆から作られるものは色々あり、豆腐、湯葉、そして大豆そのもの。

個人的な感覚ですが、豆乳がどれよりも身体への影響が大きいと思っています。

それは液体で摂取するということに大きく関係があると思います。

身体が吸収しやすいということです。

大豆製品は似たような働きを持っていますが、追って紹介していきますね。

肺に潤いを与え、痰を出しやすく、喘息の症状も和らげ、肺の状態を清らかに保ちます。

利尿効果で身体の中の湿気を取り除き、便通もよくしてくれるので、デトックス効果がしっかりあります。

血を補って、虚弱を補ってくれるので、体力が落ちている時や疲れている時にも。

 

 ●つぶつぶ苺ソイミルク

苺はレモン汁を加えてフードプロセッサーにかけるか、フォークなどで食感が残る程度に粗くつぶします。

板ゼラチンは氷水に浸けて、で柔らかく戻します。

豆乳に砂糖を入れて火にかけ、沸騰直前になれば戻したゼラチンを加えて溶かし、火を止めます。

豆乳の粗熱が取れれば苺を加え、とろみがつくくらいになれば、器に入れて冷やし固めます。

・苺1パック(250g程度)レモン汁大さじ1、豆乳150g、お好みの砂糖40g、板ゼラチン4g

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■トマト■  食味・酸甘 食性・微寒 帰経・脾胃肺

 

烏賊の項でも書いたように、赤い食材は血にまつわるお仕事をしてくれます。

トマトは身体にこもった熱を冷まし、血をサラサラにする涼血という薬効を持ちます。

要らないを熱を冷まして高ぶった肝の気をしずめ、その働きを正常に保つことで、

解毒の力が高まり、美肌やアンチエイジング効果の期待も大。

体液を生み出す力を高めるため、口の渇きをいやしたり、胃の働きも高めてくれます。

中国では暑い夏にはトマトを食べてから外出するとか...

これからの暑い季節には夏バテ予防にしっかり摂りたい野菜です。

赤い色素成分に含まれるリコピンは抗酸化作用が抜群で生活習慣病の予防にも。

 

●プチトマトとアスパラガスのサラダ

プチトマトは4等分に切ります。

アスパラガスは蒸して3-4cm長さに切ります。

松の実は乾煎りして粗く刻みます。

塩麹:米油(1:1)をあわせてしっかりと混ぜ、松の実も加えてドレッシングを作ります。

プチトマトとアスパラガスをドレッシングで和えます。

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■檸檬■  食味・酸甘 食性・平(涼) 帰経・脾胃肺

 

レモンを絞った時にほとばしる爽やかな香りをかぐだけで、すーっと気が巡ったような感じがしませんか?

それは気のせいではなく、柑橘類の香りには気を動かす力があるからなのです。

もちろん口にすることでもその効果を得ることはできますが、働きの多くは香りの成分にあるので、

アロマなどを使うのも一つの方法。

在宅ワークで気持ちが晴れないときに、レモンのアロマを使ったりしてみてください。

気持ちよくお仕事できるようになるはずです。

それ以外にも酸味で胃の働きを高め、食欲を増進させて消化を促してくれます。

*胃酸過多の方は逆効果です。

肺の働きを高めてくれ、のどに潤いを与えてくれます。

唾液の分泌もよくなるので、口渇が和らぎます。

 

●塩レモン

レモン/塩・・・・レモンの重量の15-20%

      レモンは洗って、水気を拭き、5mm厚さの輪切りにします。

      保存瓶にレモンと塩を交互に入れ、蓋をして冷暗所に置き、塩が溶けて水が上がるのを待ちます。

  *11度は瓶を逆さまにしたり上下に振ってレモンから出てきた水分を全体に回し、塩を溶かします。

   2-3日で水分が瓶の8分目まで上がらない場合は、濃度10%の塩水かレモンの搾り汁を瓶の9分目まで注ぎ足します。

 *最低1週間は漬けておきます。

*炒め物に入れたり、ごはんに加えたり...色んなお料理に加えてみてください。

 タジンのレシピをのちほど「STAY HOME STAY DELICIOUS」にアップします。

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■豚肉■  食味・甘鹹 食性・平 帰経・脾胃腎

 

身体に潤いを与えて、空咳や肌荒れ、水分不足から起こる便秘を解消したり、熱が出た後の涸れた身体をいやします。

腎の働きを補って、身体にパワーを与えてくれるので、病後の体力回復やお疲れ解消に一役買ってくれます。

豚肉に豊富に含まれるビタミンB1精神ビタミンと呼ばれ、気持ちの安定や脳の中枢神経、

手足の末梢神経の働きを正しく保つ働きがあります。

 カロリーが気になるときは、脂質の少ないヒレ肉やモモ肉を。

 

●長芋入り酢豚

豚肉は食べやすい大きさに切り、片栗粉をまぶします。

長芋は皮をむいて食べやすい大きさの乱切りにし、水にサッとさらして水気をふきとります。

180度の油で、豚肉と長芋を揚げます。*ここで完全に火を通します。

付け合わせの野菜も揚げます。

揚げる時に使ったフライパンの油を少しだけ残して、残りの油を除き、黒酢、砂糖、紹興酒(なければ日本酒)、しょうゆを加えて少し煮詰めます。

(黒酢:砂糖:紹興酒:しょうゆ=3:2:2:0.5

豚肉と長芋を加えて調味料をからめます。

*共に身体に潤いを与えて滋養強壮効果のある豚肉と長芋の組み合わせは疲労回復に抜群の組み合わせです。

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■烏龍茶■  食味・甘苦 食性・平/涼 帰経・脾胃肺

 

茶葉を半発酵させたもの。中国茶では青茶に分類されます。

台湾烏龍茶の茶葉に含まれるテアフラビンがコロナウイルスと結びつくことでウイルスの増殖を抑制するという研究結果が発表され注目を集めています。

(細かい情報は調べてみてくださいね)

専門的なことはさておき、お茶には殺菌、解毒の作用や消化を促す作用があります。

ポリフェノールが豊富に含まれるのでダイエットや生活習慣病の予防にもなると言われます。

水分代謝をよくするので、むくみの解消にもつながります。

どうしてもストレスがたまりやすい今の時期、お茶のもつリラックス作用はとても大きく

きゅーっと寄った眉間のしわをじんわり広げ、知らず知らずのうちに力の入った肩をゆったりとゆるめてくれます。

少しずつ気温が高くなってくるこの時期には発酵度の低めのものを選べば気持ちをすっきりとリフレッシュさせてくれます。

 熱を冷ます性質と分類されることがありますが、高地で栽培されたものは温性だとも言われますし、

東方美人などの発酵度の高いものは温める力が強いものもあります。

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■皮蛋/ピータン■  食味・甘鹹辛渋 食性・寒 帰経・心肺脾胃

どこのお家にもいつもある...という食材ではないですが。

肺に潤いを与え、その熱を冷ます働きを持ちます。

潤いを与え粘膜を調える効果があるので、胃の調子もよくなり消化不良を改善します。

抗酸化作用が強く活性酸素を除去して免疫力を高め、感染症の予防にも効果があるとも言われます。

ビタミンAやレシチン、ルテインなど栄養素が豊富でアンチエイジング効果も。

*皮蛋の製造過程で使用される鉛が有害なので、食べすぎは鉛中毒を呼びます。

 無鉛皮蛋というものも売られています。

 

 ●皮蛋とアボカドのサラダ

皮蛋は皮をむき、半分に切ってニオイを揮発させます。(30分~数時間。使う皮蛋によってニオイのきつさが異なります)

その後、1.5cm角に切ります。

アボカドは皮と種を取り除き、1.5cm角に切ってレモン汁をかけておきます。

しょうゆ、オイスターソース、ゴマ油(1:1:1)、少量の辣油か豆板醤でドレッシングを作り、皮蛋とアボカドを和えます。

*アボカドが軽く崩れる程度にやさしく。混ぜすぎると食感が変わります。

*あれば、熱湯で戻した干し菊をあしらいます。干し菊はインターネットや富澤商店で販売しています。

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■烏賊■  食味・鹹 食性・平 帰経・肝腎

五味五色という言葉がありますが、食材はそれぞれ所属する色のグループがあります。

色によっておおよその働きは共通しているので、色で働きを覚えるのも薬膳を知る近道になります。

烏賊と聞いて思い浮かべる色は何色でしょう?白、と答えられる方が多いのでは?

でも烏賊は白い働きではなく、赤の働きを持ちます。

烏賊は皮をひく前は赤っぽい茶色なので、赤の働きを持つのかなぁと思います。

赤の働きというのはまさしく「血」の状態をよくすること。

烏賊には血を養い、肝の調子を良くする働きがあり、貧血が気になる方におすすめです。

コレステロールを含みますが、コレステロールの増加を防ぐタウリンも豊富に含まれるので

あまり気にしなくてもよいとも言われます。
(個人差があるので、どなたでも問題が無いというわけで張りません)

 

血は身体の色んな部分に栄養を与え、潤します。

心も同じく血によって潤養されます。

心配事や考え事が多い時には血を補ってしっかりと心にも栄養を。

 

 

●烏賊と芹菜の炒めもの

セロリは筋を取って、斜め薄切りにします。(5mm厚さ程度)

烏賊はさばいて、食べやす大きさに切ります。

フライパンに油を熱し、烏賊を炒めます。

色が変わり、8分通り火が通ればセロリを加えてさっと炒めあわせ、少量のだしを加え2-3分煮ます。

味を見て塩、胡椒で調味し、必要であれば水溶き片栗粉でとろみをつけます。

*烏賊で血を増やし、芹菜で気持ちの高ぶりをしずめる、今の時期にぜひ食べてもらいたい組み合わせです。

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■鮭■  食味・甘 食性・温 帰経・脾胃

気血を補い、その流れを良くする万能選手。

おなかが温まって働きが良くなるので、冷えて消化不良を起こしている時には最適です。

気を補う力がしっかりとあるので、内臓の働きも高まります。

鮭の赤い色素成分にはアスタキサンチンが含まれるので抗酸化作用や疲労回復効果も期待大。

 

 ●鮭たま

甘塩鮭はグリルでサッと焼いて(火は通らなくてOK)、皮を取り除き、一口大に切ります。

卵は溶きほぐします。

深めのフライパンに好みのだし、酒を入れ、沸騰すれば鮭を加えます。

*鮭の塩分によって必要であれば塩を加えます。水分は鮭一切れに対して、1カップ程度。

再び沸騰すれば卵を流し入れ、大きく混ぜながら水分がほとんどなくなるまで加熱します。

最後にみじん切りにしたセロリとゴマ油を加えて出来上がり。

*セロリの代わりに香菜や三つ葉などでも

*皮はグリルでこんがり焼いていただきましょう。栄養成分がたっぷりあります。(焼過ぎはよくないそうですが)

*写真は鮭一切れで卵3個です。

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■芹■  食味・甘 食性・涼 帰経・肺胃

芹科の植物は血液を浄化すると言われ、生薬にもその仲間がいます。

身近なところではセロリも芹科。

よく似た薬効を持ちます。

身体にこもった余分な熱を冷まし、水はけをよくしてくれます。

肺の熱を冷ますので、風邪で熱があるときにも。

高ぶった気をしずめ、身体の上部にこもった熱をとり、肩や首のこりやこわばりを和らげてくれます。

鉄分、カルシウムなどを豊富に含みますが、冷やす力がしっかりとあるので、冷え性や慢性の下痢の方は気をつけましょう。

 

●麹漬け蕪と芹の和えもの

蕪は皮つきのまま千六本に切り、塩麹と甘酒(同割り)に一晩漬けます。

芹はサッと茹でて、食べやすい長さに切ります。

*水耕栽培のものは生のままでも構いません。

蕪を漬け汁ごとボウルに入れ、芹と和えます。

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■法蓮草■  食味・甘淡 食性・涼 帰経・胃大腸

鉄分が豊富なことで知られる法蓮草。

薬膳では五臓の働きを補い、血の状態を良くしてくれる青菜。

ビタミンCやβカロテンも豊富で女性にうれしい食材ですが、涼性なので冷えがきつい方は食べすぎに注意。

潤いを生む力がしっかりとあるので、腸に潤いを与えお通じをよくしてくれます。