日々ノコト

06 06

芒種

芒種

 

昨日から節気は芒種に入りました。

じめっとした季節が始まります。

先日は7月のクラスへのご予約を戴きありがとう

ございました。

お礼が非常に遅くなってしまいました、すみません。

その間に万博へ二日続けて行っておりまして...

適当には疲れましたが、楽しさが上回ったようで

疲労感は残っていません。

今のところ。

楽しいって思うことはとても大事だなぁと思います。

逆に辛い、悲しい、怒りなどネガティブな感情が生ま

れると滞りを生みます。

夏に調子を崩しやすくなる「心」はそんな負の感情

から生まれる熱によっても不調を生じます。

心は火のグループなので、ただでさえ燃えている。

そこに嫌な熱が加わると心の火は過剰に燃え盛って

身も心も焼き尽くされていきます。

心が好む苦い味は熱を冷ます力も持ちます。

韓国の夏の定番に百合根を加えて作る河図薬膳的コンクッス。 

私もしっかり食べて2025expo yearを乗り切りたいと思ってます。

豆腐とじゃこのスープ

 

本日より7月のご予約を承っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

すでにあまり空いてないのですが...

suola-a●19日、 21日

中国茶ことはじめ<甜>●16日、20日

追加開講

中国茶ことはじめ<泡>●19日 14時

いずれも空席僅かですので、ご希望がありましたら

お早めにお知らせくださいませ。

 

 

05 31

五葷

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五葷とは仏教の修行において、精神の安定を妨げると

考えられる香りの強い5種類の野菜を指します。

韮、大蒜、辣韮、浅葱、葱。

臭いが強く、煩悩を呼び起こす、五行のバランスを

崩すなど仏教では悪者扱いされるのですが、薬膳的

には俄然いい働きをする五葷たち。

所謂「精が強い」食材なので摂りすぎには注意が必要

ですが、その分働きも強く、上手く使えばいいお薬に

なります。

私達の世界で言う薤白はらっきょうのこと。

栄養学的にも心臓によいと言われますが、中医学的

にも心の養生に欠かせない。

河図新中医学においても同じくです。

長いこと料理教室をやっておりますが、らっきょう

レシピを度々考えるのは国際中医健康管理師になって

河図薬膳を始めてから。

桔梗ほどではありませんが、年に二つずつらっきょう

レシピが増えていきます。

7月のこのメニューもかなり自信作。

夏らしいさっぱりした炒めものです。

7月のご予約は6月2日の0時から承ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

05 30

陰天

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中国語では曇り空のことを陰天といいます。

日本語の漢字では陰ですが、簡体字だとこざとへんに

つくりは月。

この方がロマンチックでいいなぁといつも思います。

ちなみに陽はこざとへんに日。

月と日。

まさしく陰陽。

漢字が表すように、曇りの日は何となく陰な気持ちに

なりますよね。

どんよりするというか。

空気中の湿度が高くなるので、身体の中の湿度も高く

なるからかもしれません。

湿はメンタルにも影響を及ぼす悪者。

これからの季節は要注意です。

曇り空の続く梅雨の次には陽盛の夏がやってきます。

この夏もどうせえらい暑さになるでしょうから、

しっかりと中暑の養生をしていきましょう。

とはいえ、身体にいいものを!!!と躍起になるよりも身体が欲するものを摂ることも養生。

いやいや食べるより、おいしい!と感じて食べることが大事です。

私は暑くなると欲しくなるのがアジアの味(シャレではない)

ココナッツミルクもそのひとつで夏以外の季節より俄然おいしく感じます。

そしてココナッツの帰経は心なのです。

強心という薬効を持ちます。

7月はタイのスープ「トムカーガイ」を河図薬膳に変身させて登場です。

 

05 27

紅花栄

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七十二候の「紅花栄」に入ったところです。

今日、よってってに行くと紅花の切り花が売られて

ました。

買いたかったのですが、若干弱っていたので諦め。

紅花栄は紅花が盛りの頃を指しますが、今の暦だと

一ヶ月程先。

6月に入ってからだそうです。

生け花を習っていた頃はよく生けました。

薬膳の世界に入ってからはもっぱら口に入れて摂る

ことが多くなりました。

紅花の花を発酵、乾燥させて作るものが「紅餅」と

言われ、とても手間がかかるので、幕末の当時は米の

百倍、金の十倍と言われるほどの貴重品だったそう。

近頃はあまり必要なくなりましたが、薬膳的に活血の

作用がとても強いことを知り、

とてもお世話になっていた時期もあります。

妊娠中の方が間違って使ってしまうと流産してしまう

ほど、強い流す力を持ちます。

本来滔々と流れていることが正常な血。

流れなくなることで色々な不調を生みます。

青梗菜は目立った薬効がなさそうな地味な存在ですが実は活血食材。

胸の辺りのもやもやした嫌な感じを取り除いてくれる夏にはうれしい食材。

最強アブラナ科の一員です。

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