旬の物を食べることは一番簡単な薬膳だと思います。
そう思ってました。
温暖化や恐ろしい夏の暑さ、異常気象で昔からの旬が
失われるのはそう遠い未来ではないでしょう。
一番恐れているのは梅干しが作れなくなること。
この夏は万博通いもあって、いつも以上に体調を整え
なければいけないのですが、特別何をする??と言う
ても新しいことは思いつかずで。
梅干しを食べることが養生に繋がっているんじゃない
かと感じています。
「梅は三毒を流す」
血、水、食の毒。
暑さで血はどろどろに、汗をかくことで津液は減り、
状態も悪く、脾胃は暑さにやられて働きが悪くなり
消化不良を起こす。
夏バテの方程式ですが、梅はその方程式をぶち壊してくれます。
おかげで今のところ元気です。
そんな昔ながらの日本の食の智慧をなんとか残していくことが出来ないんでしょうかねぇ。
お天気のことだけは如何ともしがたいのでしょうが。
そこで乾物を使う食養生というのは比較的やりやすい。
河図薬膳にはフレッシュな食材も加えますが、河図新中医の処方はすべて乾物。
いつだって作れるわけです。
でもsuolaの薬膳は旬を意識していたいので、肺の処方は秋に。
こういうごはんをおいしそう!って思える季節が早く来て欲しい。
銀杏、百合根...