この近くで見られる桜はほぼ終わり、続いてかわい
らしい緑の小さな葉っぱが木々を彩っています。
桜のピンクはほんとうにかわいくて心躍りますが、
生まれたてのちっちゃな葉っぱの緑もなんとも初々
しくて遠い地で今まさに摘まれている茶葉のことを
思ってしまいます。
大きな葉で作る茶だから楽ちんなんてことはまったく
ありませんが、小さな芽だけで作られる緑茶や紅茶は
それはそれは大変な労力が費やされて作られるもの。
毎回飲み終わった茶葉を捨てる時に心が痛みますが、
ありがとうありがとうと何度もお礼を言ってサヨナラ
します。
今年もみなさんもこれからたくさんのお茶と出会うと
思いますが、お茶を生み出してくださった農家さんや
茶師の方をちょっとでも思い浮かべて感謝してみて
ください。
もちろんお茶だけではなく野菜や果物やお肉、卵もそうです。
ありがたやありがたや。
春から夏にかけては色んなお豆さんが私たちの食卓を彩ってくれますし、
私たちの体調も整えてくれます。
台湾でムシムシしんどかった時に、店先のごみの中に捨てられたそら豆のさやを見て、
この国の人たちはやっぱり薬膳と共に生きてるのだなぁと嬉しくなって、
早速そら豆のお料理を食べました。
このお料理にはそら豆は使いませんが梅雨の重だるい身体をすっきりすべく豆や海藻、
利水と解毒の食材を使って夏らしいごはんに。